ディミ「自分を信じ続けた」

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激闘を制したディミトロフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は29日、シングルス準決勝が行われ、第11シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を6-4, 6-7 (4-7), 6-4のフルセットで破り、大会初の決勝進出を果たすとともに今季2勝目に王手をかけた。勝利したディミトロフは試合後「自分自身を信じ続けた」と明かした。

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世界ランク12位で32歳のディミトロフは今季、開幕戦となったブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)で通算9度目のツアー制覇。その後、2月のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、 ATP250)で準優勝を果たすなど好調を維持。

今大会では初戦の2回戦で世界ランク44位のA・タビロ(チリ)、3回戦で同56位のY・ハンフマン(ドイツ)、4回戦で第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)、準々決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)を下し4強入りした。

ズベレフとは9度目の顔合わせで、対戦成績は1勝7敗。ディミトロフが唯一勝利したのは初対戦となった10年前の2014年のスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)1回戦でこの時は当時17歳のズベレフに2-6, 6-4, 6-2の逆転で勝利した。

しかし、その後はズベレフがディミトロフ相手に7連勝。直近では昨年9月の成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)準決勝で対戦しており、ズベレフが6-3, 7-6 (7-2)のストレート勝ちを収めた。

準決勝、開始からサービスキープが続くも終盤となった第10ゲームでディミトロフがブレークに成功し第1セットを先取する。続く第2セット、第1セット同様サービスキープが続くとタイブレークに突入。ミニブレークを奪い合う展開となるもズベレフに3度目のセットポイントをものにされ1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、流れをズベレフに渡さなかったディミトロフは第7ゲームでブレークチャンスを掴む。アグレッシブなプレーでズベレフを追い込むと最後はネットに当たり軌道が変わったボールに反応しブレークに成功。その後はブレークバックを許さず、2時間37分の激闘を制した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにディミトロフのコメントを掲載し「僕は今、自分で戦っている。自分のレースをしている。それは全てチームとして積み重ねてきた努力の賜物だと思う。今は自分の人生、キャリアにおいて、まったく違う道を歩んでいるよ。その背景にはたくさんのことがあった。僕は自分自身を信じ続けた」と語った。

試合については「特に第1セットの後、彼(ズベレフ)は少しゲームをレベルアップさせたように感じたし、第2セット全体を通して、そしてタイブレークでもとても強かった。常に大きなプレッシャーを僕にかけてきた。そしてファイナルセット、彼には1度(ブレークの)チャンスがあった。でも、僕のサーブも良かったし、最終的には堂々とプレーできたと思う」と振り返った。

なお、この勝利によりディミトロフは大会後の世界ランキング更新でトップ10に復帰することが確定。2018年10月29日付の世界ランキング以来、約5年半ぶりとなる。

決勝戦では第2シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準決勝で第3シードのD・メドベージェフを6-1, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。

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(2024年3月30日12時41分)
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