運も味方に 昨年女王が接戦制す

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接戦をものにしたサバレンカ
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女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は26日、シングルス2回戦が行われ、昨年女王で第2シードのA・サバレンカが世界ランク48位のM・リネッタ(ポーランド)を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たすとともに2年連続の3回戦進出を決めた。

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25歳で世界ランク2位のサバレンカは今季、1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)で準優勝しシーズンをスタートさせると、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2連覇を達成し、四大大会2勝目を挙げた。

しかし、先月19日に交際していた元アイスホッケー選手のコンスタンチン・コルツォフさんが死去したことが判明。大会出場を続けたものの心身への影響もあり、4大会の出場でマッチ4勝4敗に留まっている。

サバレンカがムチュア・マドリッド・オープンに出場するのは6度目であり、2021年と昨年に優勝を飾った。今大会、シードは1回戦免除のため初戦となる2回戦では今月のオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(フランス/ ルーアン、室内クレー、WTA250)で準優勝した32歳のリネッタと対決した。

第1セット、サバレンカはファーストサービスが入ったときに78パーセントの高い確率でポイントを獲得。リターンゲームでは第3ゲームでブレークに成功し先行する。

しかし、第2セット、ファーストサーブを決め切れず、セカンドサーブが入ったときのポイント獲得率が35パーセントに留まったサバレンカは第4ゲームでブレークを許す。リターンゲームでは終盤となる第9ゲームでブレークバックのチャンスを掴むも活かせず、1度目のセットポイントをものにされ、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、第1ゲームで2度、第7ゲームで1度のブレークポイントを凌いだサバレンカ。第8ゲームでようやくブレークチャンスを掴むと最後は自身のショットがネットに当たって入るラッキーな形でブレークに成功する。そしてサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲーム、最後はサービスエースで締め、2時間9分で勝利した。

勝利したサバレンカは3回戦で第26シードのK・ボールター(イギリス)と世界ランク183位のR・モントゴメリー(アメリカ)のどちらかと対戦する。


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(2024年4月26日22時45分)
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