ウィンブルドン2009特集 TOP
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ウィンブルドンテニス2009 大会の見所
今年からセンターコートに閉会式の屋根が設置され、装いも新たに開幕を迎えるウィンブルドン。120年の歴史を経て、なおも進化を続けるテニス界最大のビッグトーナメントで白のウェアに身を包んだトッププレイヤー達が、美しい緑の芝のコートの上を躍動する。
大会開幕直前の19日、前年度覇者であり世界ランク1位、今大会でも第1シードに選出されていたラファエル・ナダルが膝の怪我を理由に大会の欠場を発表した。これにより今年の男子シングルスは、オープン化以降4度目となるディフェンディング・チャンピオン不在の中で行われることとなった。
今大会で注目されるのは、やはり第2シードのロジャー・フェデラーだろう。今大会で優勝すれば、6度目のウィンブルドン制覇となるばかりか、ピート・サンプラスの持つグランドスラム最多勝記録「14」を抜き、史上最多となる15度目のグランドスラム制覇となる。さらに昨年8月にナダルに奪われた、世界ランク1位の座に復権を果たす。しかし、今大会で5連覇を達成し、「芝の王者」の名をほしいままにしていたフェデラーだが、今季は全仏オープンで生涯グランドスラムを達成した後は前哨戦にも出場しておらず、芝のコートに適応できるかどうか心配される。
また、現地ファンの期待を一身に背負う第3シードのアンディ・マレーにも注目が集まる。ドローからナダルの名前が消えたことで、マレーがトップハーフの最高ランカーとなった。昨年の今大会ではベスト8に進出しているが、今年はそれ以上のラウンドに勝ち進むことが期待される。
さらにナダルが消えたトップハーフには、第5シードのフアン・マルティン・デル=ポトロやアンディ・ロディックなど、強豪がひしめいており、誰もが決勝の舞台に勝ちあがるチャンスがある。また、ボトムハーフにいる第4シードのノヴァーク・ジョコビッチにも注目だ。
昨年の女子シングルス決勝で対戦した女子テニス界最強姉妹であるヴィーナスとセリーナ。ウィリアムズ姉妹は女子ダブルスも制し、まさに昨年は彼女達のためにあった。そして今年のドローが発表され、2年連続となる頂点での姉妹対決が現実味を帯びてきた。
第3シードとして今大会に臨むヴィーナスは、第1シードのディナーラ・サフィーナと準決勝で対戦する可能性を秘めているが、その道のりには昨年の全仏チャンプであるアナ・イバノビッチ、元世界ランク1位のイェレナ・ヤンコビッチらセルビア勢がおり上位進出への障壁となっている。
一方。第2シードのセリーナは順当に行けば決勝に進出できる可能性が高いが、同じハーフには第4シードのエレーナ・デメンティエワや、第8シードのヴィクトリア・アザレンカ、さらに昨年のベスト4である第16シードの鄭潔などポテンシャルを秘めた選手達がおり、グランドスラム通算10勝を誇るセリーナといえども油断は許されないだろう。
また、肩の手術から9ヶ月ぶりにツアー復帰を果たしたマリア・シャラポワにも期待したい。現在のランキングは59位ながら過去の実績が評価され、第24シードとしてウィンブルドンに帰ってきた。若干17歳で優勝し、一気にスターダムを駆け上がるきっかけとなった今大会で、劇的な復活劇を見せてくれるのだろうか?
日本女子からは総勢5名の選手が本戦出場を果たしている。
グランドスラム連続出場の世界記録を更新し続ける杉山愛と、世界でもコンスタントに戦う力をつけてきた森田あゆみが全仏オープンに続き本戦に名を連ねているほか、怪我から復帰した森上亜希子、さらには予選を勝ち抜いた中村藍子が久々にグランドスラム本戦に出場する。
また年初の全豪オープンで13年ぶりのグランドスラム本戦出場を果たしたクルム伊達公子が、主催者推薦で出場権を得てウィンブルドンに帰ってきた。今や伝説となったシュテフィ・グラフと2日間に渡る準決勝から13年、新たな挑戦を続けるクルム伊達にも注目したい。
前年覇者ナダル不在のトーナメントを制するのは?
大会開幕直前の19日、前年度覇者であり世界ランク1位、今大会でも第1シードに選出されていたラファエル・ナダルが膝の怪我を理由に大会の欠場を発表した。これにより今年の男子シングルスは、オープン化以降4度目となるディフェンディング・チャンピオン不在の中で行われることとなった。
今大会で注目されるのは、やはり第2シードのロジャー・フェデラーだろう。今大会で優勝すれば、6度目のウィンブルドン制覇となるばかりか、ピート・サンプラスの持つグランドスラム最多勝記録「14」を抜き、史上最多となる15度目のグランドスラム制覇となる。さらに昨年8月にナダルに奪われた、世界ランク1位の座に復権を果たす。しかし、今大会で5連覇を達成し、「芝の王者」の名をほしいままにしていたフェデラーだが、今季は全仏オープンで生涯グランドスラムを達成した後は前哨戦にも出場しておらず、芝のコートに適応できるかどうか心配される。
また、現地ファンの期待を一身に背負う第3シードのアンディ・マレーにも注目が集まる。ドローからナダルの名前が消えたことで、マレーがトップハーフの最高ランカーとなった。昨年の今大会ではベスト8に進出しているが、今年はそれ以上のラウンドに勝ち進むことが期待される。
さらにナダルが消えたトップハーフには、第5シードのフアン・マルティン・デル=ポトロやアンディ・ロディックなど、強豪がひしめいており、誰もが決勝の舞台に勝ちあがるチャンスがある。また、ボトムハーフにいる第4シードのノヴァーク・ジョコビッチにも注目だ。
再びウィリアムズ姉妹の決勝対決か?
昨年の女子シングルス決勝で対戦した女子テニス界最強姉妹であるヴィーナスとセリーナ。ウィリアムズ姉妹は女子ダブルスも制し、まさに昨年は彼女達のためにあった。そして今年のドローが発表され、2年連続となる頂点での姉妹対決が現実味を帯びてきた。
第3シードとして今大会に臨むヴィーナスは、第1シードのディナーラ・サフィーナと準決勝で対戦する可能性を秘めているが、その道のりには昨年の全仏チャンプであるアナ・イバノビッチ、元世界ランク1位のイェレナ・ヤンコビッチらセルビア勢がおり上位進出への障壁となっている。
一方。第2シードのセリーナは順当に行けば決勝に進出できる可能性が高いが、同じハーフには第4シードのエレーナ・デメンティエワや、第8シードのヴィクトリア・アザレンカ、さらに昨年のベスト4である第16シードの鄭潔などポテンシャルを秘めた選手達がおり、グランドスラム通算10勝を誇るセリーナといえども油断は許されないだろう。
また、肩の手術から9ヶ月ぶりにツアー復帰を果たしたマリア・シャラポワにも期待したい。現在のランキングは59位ながら過去の実績が評価され、第24シードとしてウィンブルドンに帰ってきた。若干17歳で優勝し、一気にスターダムを駆け上がるきっかけとなった今大会で、劇的な復活劇を見せてくれるのだろうか?
総勢5名が出場!日本女子の活躍に期待
日本女子からは総勢5名の選手が本戦出場を果たしている。
グランドスラム連続出場の世界記録を更新し続ける杉山愛と、世界でもコンスタントに戦う力をつけてきた森田あゆみが全仏オープンに続き本戦に名を連ねているほか、怪我から復帰した森上亜希子、さらには予選を勝ち抜いた中村藍子が久々にグランドスラム本戦に出場する。
また年初の全豪オープンで13年ぶりのグランドスラム本戦出場を果たしたクルム伊達公子が、主催者推薦で出場権を得てウィンブルドンに帰ってきた。今や伝説となったシュテフィ・グラフと2日間に渡る準決勝から13年、新たな挑戦を続けるクルム伊達にも注目したい。
ウィンブルドンテニス2008 第1日
ウィンブルドン初日見どころ/ついに開幕! いよいよ開幕する2009年のウィンブルドン。123年の歴史を誇る今大会で、今年もテニス界の頂点を決める戦いが始まる。 今年から開閉式の屋根が設置されたセンターコートのオープニングマッチに登場するのは、男子シングルス第2シードのロジャー・フェデラーだ。本来なら昨年覇者のラファエル・ナダルが登場する予定であったが、膝の怪我のために欠場を発表し、過去35年で2度目となるディフェンディング・チャンピオン不在のなか大会が開催されることとなった。 続く第2試合には、女子シングルス第2シードのセリーナ・ウィリアムズが登場する。昨年の決勝では姉のヴィーナスに敗れ3度目のタイトル獲得を逃したセリーナだが、今年は女王の座の奪還するためにも負けられない大会となった。その初戦に注目が集まる。 本日最後となるセンターコート第3試合には、昨年に引き続きノヴァーク・ジョコビッチが登場する。今年は第4シードとしてエントリーされているジョコビッチは、今季これまでコンスタントに好成績を残しているものの、メジャー大会では満足のいく成績を残せていない。昨年は2回戦で元王者マラット・サフィンに敗れており、今年こそは上位進出を果たしたい。
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ウィンブルドンテニス2009 第2日
ウィンブルドン2日目見どころ/日本女子がトップ10に挑む! 男子シングルスのディフェンディング・チャンピオン、ラファエル・ナダルを欠いたまま開幕した今年のウィンブルドン。センターコートのオープニングマッチを飾ったのは、第2シードのロジャー・フェデラーであった。全仏オープンを制し、生涯グランドスラム達成後は予定していた前哨戦を欠場したのにも関わらず、「芝の王者」と形容されるにふさわしい内容で初戦を勝利した。またこの日は、グランドスラム連続出場の世界記録を更新中の杉山愛が、4年連続となる初戦突破を決めた一方、期待の若手である森田あゆみは敗れ、念願のグランドスラム初勝利はならなかった。 大会2日目は初日に引き続き、男女シングルス1回戦と男女ダブルス1回戦が予定されている。 男子シングルスでは、地元期待のアンディ・マレーがセンターコートに登場する。前哨戦のクイーンズ大会で、およそ70年ぶりとなる地元勢として優勝を飾ったマレーの初戦だけに、地元ファンの注目度は今大会で一番といえるだろう。またこの日は、第6シードのアンディ・ロディックをはじめ、第14シードのマラット・サフィン、レイトン・ヒューイット、そしてファン・カルロス・フェレーロという元王者達が1回戦に登場する。 女子シングルスでは、今大会2連覇中のディフェンディング・チャンピオンであるヴィーナス・ウィリアムズがセンターコート第1試合に登場する。今大会通算5度の優勝を誇る、現代の「芝の女王」の初戦に注目が集まる。 そして日本勢からは、クルム伊達公子、中村藍子、そして森上亜希子の3人が初戦突破を目指す。クルム伊達は第9シードのキャロリーン・ウォズニアキと、怪我から復帰した森上は第5シードのスヴェトラナ・クズネツォワとトップ10選手との対戦となっており、苦しい戦いが予想されるが、日本女子陣が得意とする早いテンポのラリー戦に勝機を見出したい。また予選を勝ち上がり、3大会ぶりのグランドスラム本戦出場を果たした中村にも期待したい。 |
ウィンブルドンテニス2009 第3日
ウィンブルドン3日目見どころ/女子シングルスが見逃せない! 初日に引き続き男女シングルス1回戦が行なわれた大会2日目。地元の期待を一身に背負うアンディ・マレーがセンターコートに登場、格下の相手にセットを落としたものの危なげなく勝ち上がった。女子では、悲願のグランドスラム優勝を目指す第1シードのディナーラ・サフィーナが、痛み止めを摂取しつつもストレート勝ちを収め、2回戦に駒を進めている。日本勢では、13年ぶりにウィンブルドンに戻ってきた38歳のクルム伊達公子が、第9シードのキャロリーン・ウォズニアキと対戦、第1セットを奪う健闘を見せたが逆転負けを喫した。また、昨年ベストの元王者マラット・サフィンがまさかの初戦敗退を喫し、現役最後のウィンブルドンを静かに終えている。 大会3日目は男女シングルスの2回戦と、男女ダブルス1回戦が予定されている。 男子シングルスでは、第2シードのロジャー・フェデラーをはじめ、ボトムハーフのシード勢が2回戦に登場する。ナダルが欠場している今、優勝候補筆頭のフェデラーを中心に第4シードのノヴァーク・ジョコビッチ、第7シードのフェルナンド・ベルダスコ、そして第9シードのジョー-ウィルフリード・ツォンガら強豪らが3回戦進出を目指す。 女子シングルスでは、復活したロシアの妖精、第24シードのマリア・シャラポワがセンターコート第1試合に登場するほか、昨年ベスト4に進出し世界を驚かせた第16シードの鄭潔が、元トップ10のダニエラ・ハンチュコバと対戦するなど、好カードが目白押しとなっている。また、4年連続で初戦突破を決めた杉山愛が、予選から勝ち上がってきたアランチャ・パーラ=サントンハと3回戦進出を争う。 この他の試合では、女子ダブルス1回戦に藤原里華/中村藍子組が登場、2回戦進出を目指す。 |
ウィンブルドンテニス2009 第4日
ウィンブルドン3日目見どころ/センターコートで激戦! 男女シングルス2回戦が行なわれた大会3日目。男子シングルスでは第2シードのロジャー・フェデラー、第4シードのノヴァーク・ジョコビッチら上位陣が順当に3回戦に勝ちあがった。一方で残念だったのが、ミカエル・ロドラ。第24シードのトミー・ハースと対戦中、ドロップショットを追いかけた彼は勢い余って審判台に激突、そこから2ゲームほどプレーしたが棄権を余儀なくされた。残念な終わり方だったが、その後はハースがボールボーイ達とラリーをするという粋な計らいを見せた。女子では、上位陣が順当に3回戦進出したほか、杉山愛が3回戦に進出した。 大会4日目は男女シングルスのトップハーフ2回戦と、男女ダブルス残りの1回戦、またミックスダブルスが本日より開幕する。
女子シングルスでは、センターコート第2試合で第9シードのキャロリーン・ウォズニアキがマリア・キリレンコと対戦する。共にツアーではそのルックスで人気を集める美女対決に注目したい。 この他の試合では、女子ダブルス1回戦に森上亜希子/森田あゆみ組が登場する。ともにシングルスでは1回戦敗退と悔しい思いをしているだけに、ダブルスで2回戦進出を目指す。 |
ウィンブルドンテニス2009 第5日
ウィンブルドン5日目見どころ/シード選手が激突! トップハーフの男女シングルス2回戦が行なわれた大会4日目、今大会最大のシードダウンが起きた。センターコート第1試合に登場した第5シードのフアン・マルティン・デル=ポトロが、2002年のチャンピオンであるレイトン・ヒューイットにストレートで敗戦、早くも大会を去ることとなった。女子ではシード勢が順当に勝ち上がっている。 大会5日目は男女シングルスの3回戦と、男女ダブルス残りの2回戦、そしてミックスダブルスの1回戦が予定されている。
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ウィンブルドンテニス2009 第6日
ウィンブルドン6日目見どころ/ベスト16が決定! 男女シングルス3回戦が行なわれた大会5日目、上位進出を懸けシード選手同士が激突した。男子シングルスでは、第22シードのイヴォ・カルロビッチと第9シードのジョー-ウィルフリード・ツォンガの一戦では、両者合わせて72本のサービスエースが乱れ飛ぶ接戦を制したカルロビッチが4回戦に進出した。女子では、19歳のヴィクトリア・アザレンカが同じく19歳のソラナ・シルステアを下し、4回戦に進出している。また日本の杉山愛は、ダブルスパートーナーであるダニエラ・ハンチュコバに破れ、2年ぶりの4回戦進出とはいかなかった。 大会6日目は残りの男女シングルスの3回戦と、男女ダブルス残りの2回戦と3回戦、そしてミックスダブルスの2回戦が予定されている。またジュニア部門も本日から開幕する。
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ウィンブルドンテニス2009 ミドルサンデー
ミドルサンデーのためお休みです。 |
ウィンブルドンテニス2009 第7日
ウィンブルドン7日目見どころ/上位進出へのサバイバル開始! 晴天に恵まれ前半戦を終了したウィンブルドンは、男女シングルスでそれぞれベスト16が出揃い、いよいよ後半戦に突入する。男子は上位陣に大きな波乱は起きていないものの、第5シードのフアン・マルティン・デル=ポトロが2002年のチャンピオンであるレイトン・ヒューイットの前に敗れ、大会を後にしている。女子では、トップ4シードが順当に勝ち上がる中、第6シードのイェレナ・ヤンコビッチが予選から勝ち上がってきた世界ランク124位のメラニー・オーディンに敗れる波乱が起きている。また、今年の全仏女王である第5シードのスヴェトラナ・クズネツォワもすでに大会を後にしている。 大会7日目は残りの男女シングルスの4回戦と、男女ダブルスの3回戦、そしてミックスダブルスの2回戦が予定されている。
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ウィンブルドンテニス2009 第8日
ウィンブルドン8日目見どころ/女子ベスト4に勝ち上がるのは?
今年からセンターコートに移動式の屋根が設置されたウィンブルドン、大会7日目にして皆が待ちわびた歴史的な瞬間が訪れた。この日の第2試合の途中で雨が降り出し、試合は一時中断し最初は待機となったが、その後の天気予報により屋根を閉める決定が下された。およそ6分間かけて閉じられた屋根のもと、123回目を迎えるウィンブルドンで初めてインドアでの試合が行われた。 大会8日目は女子シングルスの準々決勝と、男子ダブルスの3回戦、そしてミックスダブルスの2回戦と3回戦が予定されている。
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ウィンブルドンテニス2009 第9日
ウィンブルドン9日目見どころ/男子QFはサバイバル! 女子シングルス準々決勝が行われた大会8日目、ついに女子ベスト4が決定した。ここまでの激戦を勝ち抜いたのは、第1シードのディナーラ・サフィーナ、第2シードのセリーナ・ウィリアムズ、第3シードのヴィーナス・ウィリアムズ、そして第4シードのエレーナ・デメンティエワと、フタを開けてみればトップ4シードがそのままベスト4となった。これからの戦いは、文字通り頂点を目指す戦いとなる。 大会9日目は男子シングルスの準々決勝と、男女ダブルスの準々決勝、そしてミックスダブルスの3回戦が予定されている。
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ウィンブルドンテニス2009 第10日
ウィンブルドン10日目見どころ/姉妹か?ロシア勢か? 男子シングルスの準々決勝が行われた大会9日目、男子ベスト4がついに出揃った。第2シードのロジャー・フェデラーは難敵イヴォ・カルロビッチをストレートで退け、グランドスラム21大会連続での4強入りを決め、第3シードのアンディ・マレーは2002年のティム・ヘンマン以来となる地元勢としてベスト4に進出した。第6シードのアンディ・ロディックは2002年覇者のレイトン・ヒューイットのフルセットの激戦を制し、2005年以来4度目となる準決勝に進出、また第24シードのトミー・ハースが、第4シードのノヴァーク・ジョコビッチを破る番狂わせを起こし、初のベスト4入りを果たした。 大会10日目は女子シングルスの準決勝と、男子ダブルスの準決勝、そしてミックスダブルスの準々決勝が予定されている。
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ウィンブルドンテニス2009 第11日
ウィンブルドン11日目見どころ/決勝へ勝ち上がるのは? 女子シングルス準決勝が行なわれた大会10日目、女子の決勝は2年連続でウィリアムズ姉妹が対戦することとなった。センターコート第1試合に登場したセリーナ・ウィリアムズは、第4シードのエレーナ・デメンティエワに終始リードを許すも、気迫溢れるプレーで逆転し2年連続での決勝進出を果たした。続く第2試合では、ディフェンディング・チャンピオンのヴィーナスが、第1シードのディナーラ・サフィーナをわずか51分で圧倒、芝の女王の実力をいかんなく発揮、大会3連覇に王手をかけた。 大会11目は男子シングルスの準決勝と、女子ダブルスの準決勝、そしてミックスダブルスの準決勝が予定されている。
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ウィンブルドンテニス2009 第12日
大会12日目見所/芝の女王の座を懸けて姉妹が対決 男子シングルス準決勝が行なわれた大会11日目、第1試合では第2シードのロジャー・フェデラーが7年連続となる決勝進出を決めた。史上3人目となる大会6度目の制覇に王手をかけた上、史上最多となる通算20度目となるグランドスラム決勝進出となった。第2試合では、地元期待のアンディ・マレーを第6シードのアンディ・ロディックが粉砕、実に2006年のUSオープン以来となるグランドスラム決勝進出を果たした。 大会12日目は女子シングルスの決勝と、男女ダブルスの決勝が予定されている。
一方のセリーナは、準々決勝で期待の若手であるヴィクトリア・アザレンカを一蹴すると、準決勝では、第4シードのエレーナ・デメンティエワとの激戦を制し、2年連続となる決勝進出を果たした。 ウィンブルドンの決勝でこの姉妹が対戦するのは、今回が通算4度目のこととなり妹のセリーナが2勝1敗で勝ち越しているが、ウィンブルドン通算だと2勝2敗と五分の対戦成績となっている。また。姉妹対決の通算では10勝10敗と互いに一歩も引かない成績となっている。 |
ウィンブルドンテニス2009 第13日
ウィンブルドン13日目見どころ/男子ファイナル! 女子シングルスの決勝が行なわれた大会12日目、2連続4度目となる頂点での姉妹対決を制したのは妹のセリーナ・ウィリアムズだった。シュテフィ・グラフ以来となる女子シングルス3連覇がかかる姉のヴィーナスを破ったセリーナは、これが今大会3勝目、グランドスラム通算で11度目のメジャータイトル獲得となった。 また同日に行われた男子ダブルス決勝では、ダニエル・ネスター/ネナッド・ジモンイッチ組が、女子ダブルス決勝ではシングルスで対戦したばかりのウィリアムズ姉妹がそれぞれ優勝している。 大会最終日となる第13日目は、男子シングルス決勝とミックスダブルス決勝が予定されている。
フェデラーがこの試合に勝つと、史上3人目となるウィンブルドン6勝目達成となるだけでなく、グランドスラム最多勝となる15勝目を上げることとなるばかりか、世界ランク1位へ返り咲くこととなる。一方のロディックは、2003年のUSオープン以来となるグランドスラム2勝目となる。 |
ウィンブルドン2009 総括
総括
王者は健在だった!123年の歴史の中でセンターコートに初めて屋根が取り付けられるなど、革新を目指した今年のウィンブルドンは、王権復古で幕を閉じた。 ディフェンディング・チャンピオンであるラファエル・ナダルを欠いたまま開幕した今年の男子シングルス、優勝したのは生涯グランドスラムを達成したばかりのロジャー・フェデラーだった。今年は前哨戦をキャンセルするなど、グラスコートへの調整不足を心配された「芝の王者」だったが、大会が始まれば順調に勝ち上がり、決勝ではアンディ・ロディックと4年振りに対戦、77ゲームとウィンブルドン最多ゲーム数を更新した大接戦を制し、グランドスラム通算15勝目の最多記録を樹立するとともに、世界ランキング1位の座へ返り咲いた。
今大会の注目を集めたのは、なんといっても地元期待の星であるアンディ・マレーだろう。1936年のフレッド・ペリー以来となる地元勢のタイトル獲得を目指したマレーは、準決勝で完璧なテニスを展開したロディックの前に敗退したものの、ティム・ヘンマン以来となるベスト4に堂々の進出、さらなる活躍が期待されることだろう。
女子ダブルスでは、シングルス決勝でしのぎを削ったウィリアムズ姉妹が、S・ストザー/R・スタブズのオーストラリアペアを粉砕、2連覇を達成するとともに、セリーナは昨年のヴィーナスのように単複2冠を達成した。 ミックスダブルスでは、マーク・ノウルズ/アンアレーア・グローネフェルド組が第1シードのリーンダー・パエス/カーラ・ブラック組を下し、嬉しい初優勝を飾った。ノウルズは他のメジャー3大会ではタイトルを獲得しているが、ウィンブルドンでは初のタイトル獲得となった。
ジュニアでは女子シングルスで井上雅がベスト4に進出、今後の成長を期待させる結果を残した。 ダブルスだけが開催された車いすの部では、プロ転向後2大会目のメジャー制覇を目指した国枝が順当に決勝に進出したが、接戦で破れ準優勝に終わっている。 |
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