|
|
Vol.3自分だけの武器を作ろう! リターン編
今、あなたが得意とするショットからいかにして自分の武器につなげていくか。 どんなレベルの人でも、自分なりの武器があるということは、大きなアドバンテージとなる。たとえ現時点で、これが自分の武器だと言えるものがない人でも、何かしら得意な部分はあるはずだ。今回の特集では、そうした得意分野を生かして、いかに自分なりの武器を作っていけば良いのか、じっくり考えていこう。 総論 現実主義・実戦主義で武器を育てていこう
憧れだけで考えてはいけないプロや上級者の試合を観ていると、「あんなサーブが打てたらいいなあ」とか、「あんなボレーがしたいな」と思うことは多いだろう。だが、そうした憧れだけで突き進むと、現実の自分の姿を見失ってしまうことがある。イメージだけはロディックのサーブが完璧に頭にあっても、今の自分にそれを実践するだけの基礎がなければ、その通りには打てない。 たとえば中級者には、よくこんな人がいる。「ときどきすごいサーブが入るけど、あとはダブルフォールトばっかりでやっていも全然おもしろくない」と陰で言われている人。本人は武器だと思っているのに、周りの人からは「そんなの絶対に入りっこない」と見られている人。そこまで極端でなくても、似た要素がある人もいるのではないだろうか。 そうならないためには、目標(目指す武器)から逆算していって、現時点で何ができなければいけないのか、冷静に考える必要がある。そのうえで、自分に適性がなければ、他の道(他の武器を目指すこと)を考えれば良い。今回の特集では、そうした考え方に基づいて解説しているので、実戦的、現実的な武器を身につけることができるはずだ。 また、武器を生かすためには、その前後で必要になる技術(とくに最後の仕上げの技術)が欠かせないので、その部分もしっかり練習しておこう。
鈴木貴男のイージー・スマッシュ(倍速デジタル撮影)
このようにチャンスボールを確実に決められるスマッシュの技術を持っていなければ、せっかくの武器を生かしきることはできない。つまりスマッシュは、攻撃的なテニスをするために、かならず身につけておくべき「仕上げの技術」であり、それ自体が武器ではない。リスクを負って勝負する(一か八かで打つ)ようなショットではないのだ。 ![]()
(テニスジャーナル 2003年12月号) |
||||||