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リターン編

Vol.2 リターン巧者のテクニック アガシ&コリア

リターンゲームにおけるデータで他の選手を圧倒する二人

ATPでは選手たちのさまざまな記録をコンピュータ管理しているが、 2003年 前半戦のリターンゲーム・データで目を引くのはアンドレ・アガシとギレルモ・コリアの2人。 アガシはリターンゲームのゲーム獲得率と相手セカンドサーブでのポイント獲得率で1位。 コリアは相手サーブでブレイクポイントを握ったときのブレイク率と相手ファーストサーブでのポイント獲得率で1位という数字を残している。 この2人のリターンがなぜ優れているのか探ってみることにする。
<<アガシ & コリア 参考データ>>

この表は相手のファーストサーブにおけるポイント獲得率。1位のコリアからサントロ、ザバレタとクレーのくせ者が並んでいるところが面白い。
ここでもアガシは4位。コリアと試合数は同じなので、ほぼ同スコアといって良いだろう
(※2003年データ)

この表は相手のセカンドサーブにおけるポイント獲得率。アガシの59%を筆頭にトップ10はすべて50%以上。セカンドになれば2本に1本は自分のポイントにしているということ。コリアがランク外なのはセカンドを叩いて勝負するタイプではないのが要因か
(※2003年データ)

この表はリターンゲームにおけるゲーム獲得率。
何と言っても驚きなのはアガシの43%という数字。
約2回に1回は相手のサーブをブレイクしているということになる。コリアは34%で4位。トップ10にランクしているのはストローク主体のプレイヤーで好調な選手ばかり
(※2003年データ)

「アンドレ・アガシのリターンを解剖する」 >>

(テニスジャーナル 2003年7月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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