男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は20日にシングルス準決勝が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク59位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を5-7, 6-4, 6-2の逆転で下し、2年連続4度目の決勝進出を果たすとともに、2週連続優勝に王手をかけた。
>>チチパス、ルードらバルセロナOP組合せ<<25歳で世界ランク7位のチチパスが同大会に出場するのは6度目。過去3度の準優勝を飾っている。
前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)の決勝で
C・ルード(ノルウェー)を破りタイトルを掲げ今大会に臨んでいるチチパス。今大会は、初戦の2回戦で同43位の
S・オフナー(オーストリア)、3回戦で同72位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)、準々決勝で同53位の
F・ディアズ=アコスタ(アルゼンチン)を下し4強入りした。
準決勝の第1セット、両者ともに終盤までキープを続ける展開となるも、チチパスは第12ゲームでブレークを許し先行される。
それでも第2セットではチチパスが1度のブレークに成功し1セットオールに追いつくと、ファイナルセットではサービスゲームでわずか1ポイントしか失わず、リターンゲームでは2度のブレークに成功し、逆転勝ちで2年連続4度目の決勝進出を果たした。
ロレックス・モンテカルロ・マスターズからマッチ10連勝としたチチパスの決勝の相手は前週に続き第3シードのルード。ルードは準決勝で第13シードの
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)を下しての勝ち上がり。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載されている。チチパスは決勝について「数日前に対戦した相手と顔を合わせれば、相手は必ず新たなプランを考えてくるだろう。このような連続した試合は厄介だ。まずはしっかり回復して、明日の決勝に向けて頑張るつもりだよ」と語った。
決勝ではどちらの選手が勝っても同大会初制覇となる。
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