男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は18日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が第5シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を7-5,6-4のストレートで破り、優勝。今季マッチ12連勝を達成するとともに、イタリア人男子史上最高となる世界ランク3位を記録することが確実となった。
>>ダニエル 太郎、西岡 良仁らミフェル・テニスOP組合せ<<>>綿貫 陽介vsホルト 1ポイント速報<<22歳で世界ランク4位のシナーは先月の全豪オープンで四大大会初タイトルを獲得。準決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、決勝では
D・メドベージェフを下してトロフィーを掲げた。
今大会は全豪オープン以来のツアー参戦で、4試合に勝利して決勝に進出。決勝ではファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得し、デ ミノーのブレークを各セット1度ずつに抑えた。
リターンゲームでは10本のサービスエースを決められながらも、計4度のブレークに成功。2時間5分でツアー12勝目をあげた。
優勝したシナーは19日に更新される世界ランキングで現在の4位から自己最高となる3位に浮上することが決定。自身の持つイタリア人男子の最高ランクを更新することとなった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。
「この1週間を通してのプレーレベルは、本当に誇りに思う。タフな状況に陥ったが、正しい方法で対処できた。常に向上心を持ち続けることが最も重要だったね」
開幕からマッチ12戦負けなしとなったシナー、この快進撃を止める選手はだれになるのか。今後は約2週間の休養を挟み、3月6日から開幕するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)への出場を予定している。
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