テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は２７日、車いすテニスの男子シングルス決勝が行われ、第２シードの小田凱人が第１シードのＡ・ヒューエット（イギリス）に6-2, 6-4のストレートで快勝し、同大会初優勝を果たすとともに、四大大会３勝目を挙げた。

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１７歳で世界ランク２位の小田が同大会に出場するのは２年連続２度目。初出場となった昨年大会では準優勝を飾った。

昨年、全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）とウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）を制し、史上最年少での世界ランク１位も記録した小田。全豪オープン初制覇を狙う今大会は３試合全てでストレート勝ちを収め決勝に駒を進めた。

同１位のヒューエットとの顔合わせとなった決勝戦の第１セット、小田は第５ゲームでブレークポイントを握るとリターンからヒューエットのミスを誘い先にブレークに成功する。その後、第７ゲームでもリターンエースを決めブレークを奪い先行する。

第２セット、勢いに乗った小田は第１ゲームでバックハンドのウィナーを決めブレークに成功。第６ゲームでは４度のブレークポイントを握られたものの、これをしのぎキープすると、直後の第７ゲームで小田はこのセット２度目のブレークを奪う。第８ゲームで１つブレークを返された小田だったが、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第１０ゲームをキープし、同大会初優勝を飾るととともに、昨年のウィンブルドン以来となる四大大会３勝目を挙げた。

一方、敗れたヒューエットは四大大会９度目の制覇とはならなかった。

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