男子テニスのブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)は4日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が同じくワイルドカードで出場した世界ランク102位の
J・クブラー(オーストラリア)を6-1,6-2のストレートで破り、ベスト8進出を果たした。復帰後のシングルス2試合で勝利したナダルは試合後「どこまで行けるか見てみよう」と語った。
>>ナダル、ルーネらブリスベン国際の組合せ<<>>サバレンカ、ルバキナらブリスベン国際の組合せ<<37歳のナダルは、昨年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を最後にツアーを離脱。
6月に左大腰筋の関節鏡手術を受けリハビリに励み、10月以降はコートで練習する様子を定期的に自身のSNSで公開してきた。そして12月に入り、ブリスベン国際で約1年ぶりにツアーに復帰することを発表し、1回戦で
D・ティーム(オーストリア)を7-5,6-1のストレートで破りシングルスの復帰戦を勝利で飾った。
迎えた2回戦、ナダルは20本のウイナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1セット途中で右腕を痛めたクブラーから4度のブレークに成功し、1時間21分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナダルのコメントを掲載し「とても良いプレーで試合をスタートできたと思う。試合前に彼(クブラー)のビデオを見て、ベースラインから非常に堅実にプレーしていることが分かっていたので、コートに出てベースラインからのショットでアグレッシブになろうと努めたよ」と語った。
「とてもうまくいったし、ポジティブな試合だったと思う。明日またプレーできることは僕にとって大きな意味があるね。長い間ツアーから遠ざかっていたけど2勝挙げることができてとてもうれしいよ」
「もちろん、ここでの2試合は助けになる。初日のダブルスもね。勝利したことやコートで過ごした時間は助けになる。僕にとって、プレーする機会がある毎日は素晴らしいこと。それがとてもうれしいし、何より久しぶりに戻ってきて競争力を感じられることがうれしいね。どこまで行けるか見てみよう」
勝利したナダルは準々決勝で世界ランク55位の
J・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。トンプソンは2回戦、第4シードの
U・アンベール(フランス)が棄権したため8強入りを決めた。
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