男子プロテニス協会のATPは9日に公式サイトを更新。スポーツジャーナリストであるジョン・ヴェルトハイムがCBSのニュース番組『60 MINUTES』で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)について紹介した内容を掲載した。
2020年1月にアメリカの番組で元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)を紹介したヴェルトハイムは今年11月初旬、セルビアのベオグラードで3日間を過ごした。なお、自身の記録を更新する8度目の年間最終世界ランク1位で2023年を締めくくった36歳のジョコビッチは2011年に『60 MINUTES』で初めて紹介された。
番組内でヴェルトハイムは「あれは12年も前のことだ。僕たちはすでにバックストーリーを公開していたので、人々はすでに彼を知っているという前提で取り組んだ。でも、今回は彼の心の中に入り込みたかった。前作のように彼の子供時代に迫ることではなく、現在と未来に焦点を当てたよ」と最初に説明した。
「これまで何度も彼にインタビューしてきたが、このように長く話をしたことはなかった。彼と丸一日過ごすというのは違うものだった。彼はとても親切だったよ。彼は他のアスリートとは違う。僕の周りにいる他のアスリートとは考え方が違うし、同じような振る舞いもしない。フィジカル的にも素晴らしいアスリートだけどノヴァークと一緒にいると、テニスがいかに精神的なものであるかを思い知らされるよ。彼は多くの厳しい試合、多くの決勝戦、大ブーイングの観衆の前でのプレーを経験してきた。成功が成功を生み、自信が自信を生むと実感した」
そしてヴェルトハイムは現在の自分が2011年のジョコビッチに勝てるか尋ねた。当時、ジョコビッチは四大大会での3勝、ATPマスターズ1000での5勝を含む10度のタイトルを掲げている。
「彼は36歳になっても2011年の24歳のノヴァークに勝てると言った。彼の方が速く走れるかもしれないけど、経験と多くの状況を乗り越えてきた自信があれば勝てるだろうとね」
今シーズン、四大大会で3つ、ATPマスターズ1000で2つ、そして最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)の栄冠を含む7つのトロフィーを手にし、通算優勝回数を98度としたジョコビッチは引退は当面の計画にはないとヴェルトハイムに語った。
「彼は“若い選手達が僕の尻を蹴り始めたら、考え直す時期が来るだろうね”という趣旨のことを言った。でも、まだそれは起こっていないね」
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