男子国別対抗戦 デビスカップファイナルズのグループステージは16日に大会4日目を迎え、ヨーロッパの4都市で試合が行われた。クロアチアのグリップ・アリーナではフィンランドとアメリカが対戦し、シングルス2戦目で世界ランク57位の
E・ルースブオリ(フィンランド)が同13位の
T・ポール(アメリカ)を7-6 (7-1), 6-4のストレートで破り、フィンランドは大会初のベスト8進出を果たした。
>>【動画】フィンランド デビスカップ初8強決定、選手は喜び露わ<<>>日本 デ杯 第3試合 1ポイント速報<<16ヵ国が出場するグループステージでは4ヵ国ずつ4グループに分かれ対戦。グループの中で上位の成績をおさめた2ヵ国が11月21日に開幕するファイナル8のノックアウトステージに進出できる。
試合はすべて室内のハードコートで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で勝敗をつける。
第1戦でオランダに1勝2敗で敗れたフィンランドだが、15日に行われた第2戦ではクロアチアを2勝1敗で撃破。この日は強力なメンバーを揃えるアメリカと顔を合わせた。
シングルス1試合目、世界ランク39位の
M・マクドナルド(アメリカ)と対戦した
O・ヴィルタネン(フィンランド)(フィンランド)は第1セットを7-6 (7-5)で先取するも第2セットを1-6で落とし1セットオールに追いつかれる。それでもファイナルセットを7-6 (9-7)で獲得し、フィンランドに1勝をもたらす。
続くシングルス2試合目はルースブオリとポールのエース対決に。この日、ルースブオリは11本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに58パーセントの確率でポイントを獲得。第1セットをタイブレークの末にものにすると第2セットでは2度のブレークに成功し2時間14分で勝利した。
その後のダブルスも制したフィンランドはグループステージ2勝1敗で11月にスペイン・マラガで行われるファイナル8へ初進出を決めた。
ルースブオリはこの快挙に「ファンの声が聞こえる気がするよ。国全体、フィンランドのテニス界にとって大きな意味があるね。僕らはマラガに行くんだ」とコメント。また試合を振り返り「トミー(ポール)に対しては正確なテニスをする必要があった。彼はとても速い。最後まで戦い続けなければならなかったけど勝つことができた」と語った。
【フィンランドvsアメリカの結果】
ヴィルタネン 7-6 (7-5), 1-6, 7-6 (9-7) マクドナルド
ルースブオリ 7-6 (7-1), 6-4 ポール
H・ヘリオヴァーラ(フィンランド)/
P・カコヴァルタ(フィンランド)(フィンランド)6-7 (6-8), 7-6 (7-5), [10-8]
A・クライチェック(アメリカ)/
R・ラム(アメリカ)
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