男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は1日、シングルス3回戦が行われ、第2シードの
D・メドベージェフが世界ランク96位の
A・シェフチェンコ(カザフスタン)を4-6, 6-1, 7-5の逆転で破り、大会初のベスト16進出を果たした。試合後には「クレーコートでは試合の序盤が大変なんだ」と明かしている。
>>アルカラス、メドベージェフらマドリッドOP組合せ<<>>西岡、ダニエル、綿貫出場 カリアリCH組合せ<<クレーコートを苦手とする世界ランク3位のメドベージェフがムチュア・マドリッド・オープンに出場するのは2年ぶり4度目。2018年・2019年には初戦敗退、最後に出場した2021年は3回戦で姿を消している。
今大会では初戦となった2回戦で予選を勝ち上がった世界ランク164位のA・ババソリ(イタリア)を6-4, 6-3のストレートで下し、2年ぶり2度目の3回戦進出を決めた。
一方、予選2試合を勝ち抜き大会初の本戦入りを果たしたシェフチェンコは1回戦で世界ランク49位の
J・J・ウルフ(アメリカ)、2回戦で第31シードの
J・レヘチカ(チェコ)を破り3回戦へ駒を進めている。
この日の第1セット、第1ゲームから4ゲームを連取されたメドベージェフ。第8ゲームで1度のブレークバックに成功するもシェフチェンコの2度目のサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープされ、先行される。
それでも続く第2セットでは第1ゲームで2度のブレークポイントを凌ぐと5ゲームを連取。メドベージェフがセットカウント1ー1に追いつく。
迎えたファイナルセット、互いに2度ずつブレークすると第8ゲームでは0-40とされ3度のブレークポイントを握られる。これを全て凌ぐと終盤となった第11ゲームで3度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームをキープし、2時間42分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「彼(シェフチェンコ)はいいプレーをしていた。まだ若いし、特に今大会のようなプレーをすれば、ランキングは上がるだろうね」と語った。
「以前、彼と練習したことがあり、とてもいいプレーをすることは知っていた。だから、このような試合を重ねれば、次は勝てるかもしれないし、もっと上に行けるかもしれない。今日は彼に勝つことができたので、とてもうれしいね」
「第2セットと第3セット、そして第1セットの終盤は、かなりいいプレーができたと思う。クレーコートでは試合の序盤が大変なんだ。コートで起きていること全てに慣れるには多くの時間が必要。第3セットでは、大事な場面でもう少しうまくやれたかもしれない。でも、最終的には勝てたので、それも大事なことだよ」
今回の勝利でATPツアー大会300勝目となったメドベージェフは4回戦で第16シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)と予選を勝ち上がった世界ランク121位の
A・カラツェフの勝者と対戦する。
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