女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)は17日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク25位のジャン・チンウェンが同55位の
A・パークス(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。
>>西岡、アルカラスらバルセロナOP組合せ<<20歳のチンウェンは2月のムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)で4強入りすると、前月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)ではベスト16へ進出した。
この日の第1セット、互いにサービスキープが続くも、第8ゲームから3ゲーム連取に成功し52分で先行する。続く第2セット、ファーストサービスが入った時に87パーセントの確率でポイントを獲得するなどブレークを許さずにいると、リターンゲームでは1度のブレークに成功し、1時間41分で勝利した。
女子テニス協会のWTAはチンウェンのコメントを紹介している。
「彼女(パークス)は本当にすごいサーブを持っているので、倒すのはちょっと難しかった。リターンが難しいの。今のところ、彼女はツアーで最も速いサーブの持ち主だと思う」
「このような選手と対戦するのはいつもタフ。自分のサービスを失ったら、とても危険なことになるからね。もちろん、彼女のサービスゲームには集中をしなければならない。チャンスがある時には必ず取らなければならないの」
「ファーストセットでは0-30のチャンスが何度かあったけど、それを決められず、ブレークできなかった。1度ブレークできたことが、この試合の違いになったのだと思う」
2回戦では第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。両者は3度目の顔合わせでシフィオンテクの2勝0敗。直近は昨年10月のサンディエゴ・オープン(アメリカ/サンディエゴ、ハード、WTA500)2回戦で、その時チンウェンは4-6, 6-4, 1-6のフルセットで敗れている。
チンウェンはシフィオンテクについて「初めて彼女と対戦した時、彼女は世界ランキング1位で、私はまったく無名の存在だった。あのような雰囲気の中でプレーするのは初めてだった。今ではもう少し経験を積んだと思う」とコメント。
「次の試合では、いいプレーができるようにしたい。最高のテニスを見せたい。テニスでは、何が起こるかわからない。それがテニスの魅力だと思う」
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