女子テニスの東レ パン パシフィック オープンテニス(日本/東京、ハード、WTA500)は24日にシングルス準決勝が行われ、世界ランク36位の
ジャン・チンウェン(中国)が第4シードの
V・クデルメトバに5-7, 6-3, 7-6(7-3)の逆転勝ちをおさめ、3時間4分に及んだ熱戦の末に自身初のツアー決勝進出を決めた。
>>東レPPO 組合せ・結果<<19歳のジャンは2回戦で第1シードの
P・バドサ(スペイン)、準々決勝で世界ランク84位の
C・リウ(アメリカ)を破って準決勝に進出。
一方のクデルメトバは準々決勝で第5シードの
B・ハダッド=マイア(ブラジル)に6-7(4-7), 7-6(8-6), 6-1の逆転勝ちをおさめて4強入りを果たした。
第1セット、勢いに乗るジャンが先にブレークに成功してゲームカウント4-1とリードするも、クデルメトバが第7ゲームでブレークバック。さらに第11ゲームでブレークに成功し、サービングフォーザセットを決めて先取する。
第2セット、再びジャンが第4ゲームで先にブレークに成功すると、このリードを守って1セットオールの振り出しに戻す。
迎えたファイナルセット、両者ともにサービスキープを続けてタイブレークに突入。ジャンが2度のミニブレークに成功して、初の決勝進出を決めた。
ベロニカ・クデルメトバ[画像:tennis365.net]
ジャンは決勝で、世界ランク30位の
L・サムソノヴァと対戦する。今季2勝のサムソノヴァは準決勝で同28位の
ザン・シュアイ(中国)を7-6(7-4), 6-2のストレートで破り、今季3勝目に王手をかけた。
ジャンとサムソノバは2度目の対戦で昨年7月のパレルモ・レディース・オープン(イタリア/パレルモ、レッドクレー、WTA250)1回戦で対戦し、ジャンが6-3, 6-2で勝利している。両者の決勝戦は25日に行われる。
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