女子テニスのクレジット・ワン チャールストン オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、WTA500)は3日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク3位の
E・スイトリナ(ウクライナ)は世界ランク47位の
Y・プチンセワ(カザフスタン)に7-6 (7-3), 2-6, 4-6の逆転フルセットで敗れ、約1年ぶりのツアー復帰の初戦を白星で飾ることはできなかった。
シングルスキャリアで16個のトロフィーを獲得し、四大大会では2019年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でベスト4入りを果たしている28歳のスイトリナ。
現在は
G・モンフィス(フランス)との間に昨年10月に誕生した第一子を育てながら、ツアー復帰のためトレーニングを積んでおり、復帰となれば昨年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)以来 約1年ぶりとなる。
昨年出場した最後の大会であるマイアミ・オープンで獲得したポイントが消滅したため、今週月曜日の更新で世界ランクがなくなったスイトリナはこの試合の第1セット、2度のブレークを奪い合いタイブレークに突入。先にミニブレークを許したものの、そこから3度のミニブレークを奪い逆転し先行した。
しかし、第2・ファイナルセットでは計5度のブレークを許すなど失速。ファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が47パーセントに留まり、満足なサービスゲームを展開することができず、2時間48分で力尽きた。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはスイトリナのコメントが掲載されている。
「鳥肌が立ったわ。(会場は)本当に、本当に優しい雰囲気だった。多くの人に会えてとてもうれしかったし、厳しい局面を乗り越えるために応援してくれていた。今日は体力的に楽ではなかったけど、最終的には今日のプレーに本当に満足している。今は、より良くなるために改善すべき点が明確に見えているわ」
「ボールはうまく打てていると思う。ただ、フィットネスにもっと取り組まなければならない。集中力を持続させ、その瞬間に立ち会えるようにするために、あちこちでちょっとした工夫をしていくつもりよ」
勝利したプチンセワは2回戦で第7シードの
E・アレクサンドロワと対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、アレクサンドロワは2回戦が初戦となる。
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