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5度のMP凌ぎ大逆転で8強へ

アンドレイ・ルブレフ
8強入りを果たしたルブレフ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は1日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのA・ルブレフが世界ランク29位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を1-6, 7-6 (8-6), 7-6 (7-3)の逆転フルセットで破り、2年連続のベスト8進出を果たした。

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昨年王者である世界ランク6位のルブレフは今大会、1回戦で70位のF・クライノビッチ(セルビア)をストレートで破り初戦を突破した。

2回戦、序盤からミスが続き押し込まれる展開となったルブレフは2度のブレークを許し5ゲームを連取されるなど圧倒され第1セットを落とす。第2セットではサービスも安定しキープを続けるが、リターンゲームではチャンスを作ることができずにタイブレークに突入。

タイブレークでは序盤で2度ミニブレークを許し1-6とダビドビッチ フォキナに5度のマッチポイントを握られる。しかし、ここから2度ミニブレークを返し追いつくと、7ポイント連取で8-6と逆転し第2セットを奪った。

ファイナルセットでも互いにブレークが生まれずタイブレークに入るも、今度はルブレフが序盤で3度のミニブレークに成功。自身3度目のマッチポイントを決めて2時間25分の接戦を制し、ダビドビッチ フォキナを振り切った。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはルブレフのコメントが掲載されている。

「今日の試合は、序盤が良くなかったね。イライラしてしまったんだ。でも、少しずつプレーできるようになり、戦えるようになってきた。ポジティブになり、1-6からタイブレークで逆転できたことは、今までの人生で1度もなかったことだよ。第2セットの間も、僕はとてもタイトで、すべてを自分の中に溜め込んでいたんだ。1度も『行こう、行こう』とは言わなかったし、完全に冷静だった。そして、第2セットに勝ったとき、すべての感情が表に出てきたんだ」

準々決勝では世界ランク33位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)と対戦する。ザンスフルプは2回戦で同59位のM・イメル(スウェーデン)をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第3シードのD・メドベージェフ、第7シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第8シードのB・チョリッチ(クロアチア)らがベスト8へ駒を進めた。




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