テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、第7シードの
D・メドベージェフは第29シードの
S・コルダ(アメリカ)に6-7 (7-9), 3-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、5年連続5度目のベスト16進出とはならなかった。大会後の世界ランク更新では2019年以来7月以来となるトップ10から転落することが決まった。
>>西岡vsハチャノフ 1ポイント速報<<>>西岡、ジョコビッチ、メドベージェフら全豪OP男子 組合せ<<昨年の同大会で準優勝を果たし、同年2月に自身初の世界1位に上り詰めたメドベージェフ。現在は8位を記録しているが、今月30日の更新では約2年6カ月ぶりにトップ10から陥落する。
3回戦、メドベージェフは序盤第1ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取り治療。その後は互いにブレークを奪い合いタイブレークに入るも、コルダに3度目のセットポイントを決められ先行される。
続く第2セットでは序盤で3ゲームを連取されると1度もブレークチャンスを掴むことができず。22歳のコルダに2セットを連取され、崖っぷちに立たされる。
第3セット、第1ゲームでいきなりブレークを許す厳しい展開に。それでも第8ゲームでブレークバックに成功し、タイブレークに突入する。しかし、タイブレークでは序盤で4ポイントを連取され、2時間59分で力尽きた。
試合後の会見でメドベージェフは「彼(コルダ)の方が僕より上手かった。今は、いいレベルでプレーできる相手とこのような試合をすることに少し苦労しているんだ。それを取り戻さなければならないね」と話した。
「自分のショットはそこにあるし、正しいことをしているはずだ。僕は毎セット、戦おうとしてそこにいようとした。でも、今日は少し違っていて、彼は常に僕の上にいた。だからこそテニスはとてもタフだね。トップ30では誰もがみんなを倒すことができる。もちろん、トップ10はもっと安定している。だから僕は少し順位を下げたけど、誰もがみんなに勝てるんだ」
最後にメドベージェフは自身を倒したコルダを賞賛した。
「最も難しいのは、彼が非常に強いボールを打つということだ。おそらく最も強いヒッターの1人だろう。また、非常に早くボールをとらえる。他の選手も同じようなプレーをしているけど、彼よりもミスが多いはずだ。でも、彼はそれほどミスをしないんだよ」
「彼のプレーはみんなとはちょっと違っていて、とてもアグレッシブで早くボールを拾えているんだ。ノヴァーク(ジョコビッチ)に少し似ているかも」
勝利したコルダは全豪オープン初の16強。4回戦では第10シードの
H・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは3回戦で第20シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を7-6 (7-3), 6-4, 1-6, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第6シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第15シードの
J・シナー(イタリア)、第18シードの
K・ハチャノフ、第31シードの
西岡良仁、世界ランク71位の
J・レヘチカ(チェコ)が16強に駒を進めている。
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