男子テニスで世界ランク10位の
H・フルカチュ(ポーランド)は22日にSNSを更新。ポーランドテニス協会会長の性的暴行が告発されたことに対し、暴力を非難し、その被害者への支援を表明する声明を発表した。
ポーランド国内では、テニス協会会長が指導していた女性選手に肉体的、精神的暴行を行ったことが報道され波紋が広がっている。これに対し、フルカチュはSNSで自身の見解をつづり、虐待や暴力に反対する意思を表明した。
25歳のフルカチュはSNSで次のようにつづっている。
「僕はすべての女性、そしてすべての虐待の被害者をサポートする。コーチや保護者がその権力や立場を誰かに向けて使ってはいけない。スポーツの世界でも、それ以外でも、あらゆる虐待・暴力は非難され罰せられる必要がある。ポーランドテニス協会の会長の件に関する報道について、彼らが適切な対応をすることを望む。僕は虐待の被害者全員と共に立ち向かう」
フルカチュは今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で4強入りすると続く4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)と5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では8強入りを果たした。
その後、6月のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)で今季初優勝を飾ると8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では準優勝。安定した成績を収めて、シーズンを締めくくっている。
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