女子テニスで世界ランク44位の
大坂なおみは29日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の記者会見に登場し、今大会で現役引退の意向を発表している
S・ウィリアムズ(アメリカ)について「セリーナ、ヴィーナス、彼女の家族全員がいたからこそ、私はここにいる」と語った。
>>大坂なおみvsコリンズ 1ポイント速報<<>>大坂、シフィオンテクら全米OP女子 組合せ<<全米オープンで2018年と2020年に優勝を飾っている大坂は、7年連続の出場。昨年は準優勝を飾った
L・フェルナンデス(カナダ)に3回戦で敗れている。今大会では2年ぶり3度目の優勝、四大大会5度目のタイトル獲得を目指す。
大坂は会見の冒頭、全米オープンについて「ここに戻ってこられて、本当にうれしいわ。ここではいつも本当にいい思い出がある。食べ物もおいしいし。不満な点は特にありません」とコメント。
今月、全米オープンを最後に現役を退く意向を発表したセリーナについて問われると、「彼女が遺したものは、言葉では言い表せないほど本当に大きいと思う」と語った。
「彼女はこのスポーツを大きく変えたわ。彼女はテニスを知らない人たちに、このスポーツを広めた。それが彼女がやってきたことの成果だと私は思う。セリーナ、ヴィーナス、彼女の家族全員がいたからこそ、私はここにいるの。私は彼女にとても感謝しているわ」
「また、それをどう言葉にまとめるかを考えていたの。正直なところ、彼女はこのスポーツで最大の力を持っていると思う。それはフェデラーやナダルを意図的に小さくしようということではなくて。彼女はこのスポーツの中で最も大きな存在だと思っている」
「彼女のプレーを見るだけで、本当に光栄よ。彼女は私たちに、もっと彼女のプレーを見る機会を与えてくれているの」
「彼女が『引退しても誰にも言わない』という、何のときだったか、オンコートインタビューなどで見た記憶があるの。本当に怖かった。いつになったら彼女は最後のプレーをするの?って」
「彼女がそれ(引退の意思)を発表し、人々に彼女のレガシーを理解してもらうことができただけでも、本当に素晴らしいことよ」
またセリーナの引退発表を聞いた時にリアクションを問われると、「本当に不思議な感じだった。彼女のトロントでの最初の試合は、彼女が(引退を)発表する前に見ていたの」と答えた。
「なぜか実感が湧いてきて泣き出してしまった。以前にオーストラリアでのプレーを見た時、『オーストラリアでのプレーはこれで最後だ』と言われたような気がしたの。私はこのままでは本当に困る、と思った。なんだか最後のアメリカでのプレーに向けて、ギアを上げているような気がしたわ」
「 私はただ泣き出してしまった。そして、その翌日に発表されて、『ああ、大変だ、大きなショック』だと思ったの。彼女のプレーを見続けることができるのは、本当に光栄なこと」
大坂は1回戦で第19シードの
D・コリンズ(アメリカ)と対戦する。同試合は大会2日目(日本時間31日)にセンターコートのアーサー・アッシュ スタジアムのナイトセッションで行われる。
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