男子プロテニス協会のATPは21日、今年9月から10月にかけて開催予定だった中国での4大会が、新型コロナウイルス感染拡大の規制が続いている影響で中止となったことを発表した。
中国では現在も新型コロナウイルスの感染防止に関する規制が続いており、3年連続でのツアー中止となった。中止となったのはロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)、チャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)、成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)、珠海選手権(中国/珠海、ハード、ATP250)の4大会。
その代わりとして、ATPは単年契約として6大会の開催を発表。アメリカやイタリア、韓国で計4週間にわたり「ATP250」の大会が開かれる。
ATPの会長を務めるアンドレア・ガウデンツィ氏は「グローバルスポーツとして、私たちはパンデミックの影響に対処している。イベントのキャンセルは残念な現実である。同時に、今シーズン多くの素晴らしい都市がATPツアーテニスの開催に踏み切ってくれたことは、非常に心強いこと。このプロセスに関わったすべての関係者に感謝するとともに、エキサイティングなシーズン後半を楽しみにしている」とコメントした。
新たに開催される6大会の日程は以下の通り。
・9月19日~25日:サンディエゴ・オープン(アメリカ/サンディエゴ、ハード、ATP250)
・9月26日~10月2日:韓国オープン(韓国/ソウル、ハード、ATP250)、テルアビブ・ウォーターゲン・オープン(イスラエル/テルアビブ、室内ハード、ATP250)
・10月10日~16日:ヒホン・オープン(スペイン/ヒホン、室内ハード、ATP250)、ユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、室内ハード、ATP250)
・10月17日~23日:テニス・ナポリ・オープン(イタリア/ナポリ、ハード、ATP250)
また、10月3日から9日にかけては楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)の開催が決定している。
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