男子テニスのエルステ・バンク・オープン（オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500）は２９日、準々決勝が行われ、世界ランク４２位のＣ・アルカラス（スペイン）が第３シードのＭ・ベレッティーニ（イタリア）を6-1, 6-7(2-7), 7-6(7-5)のフルセットで破り、ベスト４進出を果たした。

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１８歳のアルカラスは世界ランク７位のベレッティーニを相手に第１セットを先取。ファーストサービスが入ったときに８７パーセントの高い確率でポイントを獲得した。しかし、第２セットでは８本のサービスエースを許し、フルセットに突入。それでも粘り強い戦いを見せたアルカラスは、タイブレークの末に２時間４０分の激闘を制した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載し「これまでのツアーで、最高のパフォーマンスの１つだったよ」と語った。

「本当にうれしいし、素晴らしかった。僕は常にアグレッシブにプレーすることを心がけていたんだ。厳しい場面で、それをできたことが重要だった」

勝利したアルカラスは、準決勝で第２シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）と対戦。世界ランク４位のズブレフは準々決勝で世界ランク１２位のＦ・オジェ アリアシム（カナダ）に6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破っての勝ち上がり。

同日には第７シードのＪ・シナー（イタリア）と世界ランク４９位のＦ・ティアフォー（アメリカ）が４強に駒を進めている。

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