国際テニス連盟のITFは20日、女子テニスで世界ランク6位の
E・スイトリナ(ウクライナ)のインタビューを掲載。開幕が迫った東京オリンピック(日本/東京、ハード)について「猛烈な暑さ」と酷暑について語った。
26歳のスイトリナは先日男子テニスで世界ランク18位の
G・モンフィス(フランス)との婚約を発表。17日にはSNSに結婚式を挙げた写真を投稿すると、20日には東京オリンピックの会場である有明テニスの森に夫婦で登場し、ともに練習を行った。
ITFの公式サイトでスイトリナは「私の人生にはたくさんのエキサイティングな出来事があったけど、オリンピックに参加できるのは本当にうれしい。そして同じ時期に結婚式を挙げることも。さらに、今は新型コロナウイルスの規制があるから、2つの家族が一緒になるなんて余計信じられない。素晴らしい時間を過ごすことができた」と述べた。
「でも、今はここ(東京)にいる。それもテニス選手として普通のこと。私たちは1年でたくさんの大会に参加することに慣れているから休む暇もない。今はテニスに集中する時期で、もちろんオリンピックに集中する。どのアスリートにとっても、ここにいることはとても特別なこと。ハネムーンは11月に予定している」
スイトリナにとっては2016年のリオデジャネイロオリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)に続き2大会目となるオリンピック参加。リオデジャネイロではベスト8に終わっていたため、今大会は初のメダル獲得を狙う。
しかしスイトリナは、梅雨が明けた東京の気温と湿度について「猛烈な暑さ」と形容。「こんなに蒸し暑いとは思っていなかった。今日(20日)は午後に練習して、大会のコンディションに慣れるようにした。昨日到着したばかりだからまだ少し時差ボケが残っているけど、この2、3日で準備を整えベストを尽くすことができると思っている。誰にとっても同じ条件だから、しっかりと準備をしてどんな状況にも対応できるようにしていきたい」と意気込んだ。
最後には、オリンピック特有である競技の垣根を超えた刺激についても話した。
「とても特別な大会だと思う。チーム・ウクライナの一員であることは信じられないこと。大会を始めることにとても興奮しているし、選手村もとても特別な場所。いろんなスポーツのための施設があり、他の選手が競技の準備をしているのを見ることができる。誰もが常に集中していて、努力しているのがわかる」
オリンピックのテニス競技は22日に組み合わせが発表され、24日から開幕する。
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