躍進シナー「タフな1年だった」

全仏オープンでのシナー

画像提供：ゲッティイメージズ

男子プロテニス協会のATP公式サイトは２１日、１９歳で世界ランク４６位のＪ・シナー（イタリア）のインタビューを掲載。新型コロナウイルスの感染拡大によりツアーが中断するも、再開後の自身の躍進について語っている。

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シナーは今季、新型コロナウイルスによるツアー中断後に調子を上げると、BNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）ではＳ・チチパス（ギリシャ）らを下し３回戦に進出。

その後の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）ではＤ・ゴファン（ベルギー）、Ａ・ズベレフ（ドイツ）らを破る快進撃を見せ、四大大会初のベスト８へ駒を進めた。２０２０年１月に７６位だった世界ランクは現在４６位と自己最高を記録している。

ATP公式サイトでシナーは「タフな１年だった。テニスをするのは僕にとって明らかに重要だけど、１番大事なのは友達を持つこと、家族を持つことだよ。この１年は、特にイタリアではちょっと厄介な年だった。最初の頃はとても、とてもひどかった。僕は少しでも助けようとしたけど、大局的にはそれほど助けにはならなかった。世界がどうなっているのかを見るのは大変だ。みんなマスクをつけて、距離を置いて、変化している」と語った。

「ATPツアーをはじめ、全ての人が色んなトーナメントを実現するために素晴らしい仕事をしてくれているんだ。観客のいないところでプレーするのは、もちろん望んではいないことだけど、彼らは信じられないような仕事をしてくれていると思う。彼らには本当に感謝しているけど、いま世界で何が起こっているのかを語るのは難しい」

今週、シナーはベット１ハルクスチャンピオンシップス（ドイツ/ケルン、室内ハード、ATP250）に出場。１回戦で世界ランク９７位のＪ・ダックワース（オーストラリア）をストレートで下して初戦突破を果たしており、２回戦で同８２位のＰＨ・エルベール（フランス）と対戦する。

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