女子テニスツアーのＨＰジャパン・オープン（日本/大阪、賞金総額２２万ドル、ハード）は１２日シングルス準々決勝４試合が行われ、第１シードで世界ランク９位のＳ・ストザー（オーストラリア）が同８０位のＪ・ハンプトン（アメリカ）に6-2, 6-4のストレートで勝利、２年連続となる準決勝進出を決めた。
ストザーはＶ・ラッツアーノとの２回戦で、トータルポイントがわずか３ポイント差の接戦を勝ち抜いていた。
この日は序盤から試合を支配。得意のフォアハンドでハンプトンを圧倒し４ゲームを連取、このセットを６－２で奪う。
第２セットに入りハンプトンも盛り返すが、第７ゲームでストザーがブレイクに成功。６－４でこのセットも奪い、試合に終止符を打った。
この試合ストザーは自身のサービスゲームでブレークポイントを１度も奪われることがなく、逆に７度のブレークに成功。１時間４分で昨年に続き準決勝進出を決めている。
ストザーは昨年は本大会の決勝でＭ・バルトリ（フランス）に、一昨年は準々決勝でクルム伊達公子（日本）に敗れており、２００９年以来となる本大会優勝を目指している。準決勝で世界ランク１３４位のＫ・チャン（台湾）と対戦する。
チャンはこの日第８シードのＬ・ロブソン（英国）と対戦。両者１セットずつ取り合い、試合は最終セットへ。最終セットでも両者一歩も譲らず、互いに１度も相手にブレークポイントを与えない試合展開が続きタイブレークへ。
緊迫したタイブレークでは、先にロブソンがミニブレークを許してしまう。最後は苛立ちの見えるロブソンがダブルフォルトを犯し、２時間でゲームセット。
この日行われた試合結果は以下の通り。
Ｓ・ストザー (1) ○-× Ｊ・ハンプトン 6-2, 6-4
土居美咲（日本） ○-× シーパース 2-6, 6-1, 6-3
Ｋ・チャン ○-× Ｌ・ロブソン 6-4, 3-6, 7-6(4)
Ｈ・ワトソン（英国） ○-× Ｐ・パルメンティエ（フランス） 7-5, 6-3
今大会の優勝賞金はシングルス３万７０００ドル、ダブルス１万１０００ドル。
（2012年10月13日12時42分）
怒涛の12ゲーム連取で女王8強 
