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女子テニスツアーのテキサス・オープン(アメリカ/テキサス、賞金総額22万ドル、ハード)は21日、シングルス2回戦残り8試合が行われ、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)がA・ルス(オランダ)を7-6 (7-5), 6-2のストレートで下すなどベスト8が顔を揃えた。
今季スランプ気味のヤンコビッチは、今週発表の最新の世界ランクでは34位まで後退していたが、1回戦のY・シュウェドワ(カザフスタン)戦を辛うじて勝利すると、この日はルスを1時間57分のストレートで退けた。
接戦となった第1セット、両者2度ずつのブレークを奪い合いタイブレークへ。そのタイブレークを辛くも制したヤンコビッチがそのセットを先取すると、流れは一気にヤンコビッチへ。
第2セットに入り1度ブレークを許したものの2度のブレークを奪い返したヤンコビッチは、ゲームカウント5-2とリード。続くルスのサービスゲームではブレークポイントとなるマッチポイントをしっかり決めて、約1ヶ月ぶりのベスト8入りを決めた。
今季唯一の決勝進出を果たした6月のバーミンガム大会以来となるベスト4進出を懸けてヤンコビッチは第8シードのS・シルステア(ルーマニア)と対戦する。この日シルステアは、A・コルネ(フランス)を6-1, 7-5で下しての勝ち上がり。
その他、第3シードのR・ビンチ(イタリア)はP・エルコグ(スロベニア)を6-2, 6-3のストレートで下したものの、第4シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)は敗退する波乱に見舞われた。
世界ランク23位のビンチは同63位のエルコグに対し、試合を通して6度ものブレークに成功するなど、わずか73分の快勝で退け、今季7度目のベスト8入りを果たした。
同28位のウィックマイヤーを下す波乱を演じたのは、同106位で予選勝者のC・デラクア(オーストラリア)で、ウィックマイヤーを6-4, 6-3のストレートで下した。
第1セットでは2度、第2セットでも1度のブレークを許したデラクアだったが、試合を通して46パーセントしか自身サーブでポイントが取れなかったウィックマイヤーから、各セットで3度ずつのブレークに成功すると1時間38分のストレートで勝利。デラクアは今季初のツアー8強入りを果たした。
ビンチはM・イラコビッチ(ニュージーランド)を6-4, 7-6 (7-3)で下した第7シードのC・シーパース(南アフリカ)と、デラクアは予選を勝ち上がったE・ボウチャードを6-2, 6-2で一蹴したA・ウズニアッキ(カナダ)と準々決勝で対戦する。
この日の試合結果は以下の通り。
J・ヤンコビッチ (2) ○-× A・ルス, 7-6 (7-5), 6-2
R・ビンチ (3) ○-× P・エルコグ, 6-2, 6-3
C・デラクア ○-× Y・ウィックマイヤー (4), 6-4, 6-3
S・ポン(中国) (6) ○-× P・パルメンティエ(フランス), 6-4, 6-2
C・シーパース (7) ○-× M・イラコビッチ, 6-4, 7-6 (7-3)
S・シルステア (8) ○-× A・コルネ, 6-1, 7-5
B・ヨバノフスキ(セルビア) ○-× M・ルチッチ(クロアチア), 7-6 (7-5), 6-2
A・ウズニアッキ ○-× E・ボウチャード, 6-2, 6-2
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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