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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額22万ドル、ハード)は8日、シングルス2回戦残り4試合が行われ、土居美咲(日本)がベスト8進出を目指したが、第7シードのS・シルステア(ルーマニア)の前に2-6, 2-6と力の差を見せ付けられる完敗で大会を後にした。
世界ランク130位の土居は同54位のシルステアに対し、第1セットでは、1度のブレークを奪うものの、自身のサーブでは44%の確率でしかポイントを奪えず、4回あったサービスゲーム中3回もブレークされてしまいそのセットを失ってしまう。
続く第2セットでシルステアは、土居に2度握られたブレークポイントを切り抜けると、このセットでも2度のブレークに成功するなど土居に全く試合の流れを渡さず、わずか74分で一蹴した。土居はチャンスを生かすことなく敗退を喫した。
この日の試合に登場したシード勢は、順当な勝ち上がりを見せた。第1シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)はA・アマンムラドワ(ウズベキスタン)を6-3, 6-3のストレートで、第4シードのM・キリレンコ(ロシア)もAn・ロディオノワ(オーストラリア)を2-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で倒し、順当にベスト8進出を果たした。
世界ランク8位のズヴォナレーワは、同107位で190cmのアマンムラドワから試合を通して6本ものサービスエースを決められたものの、各セットで1度ずつアマンムラドワにブレークを許したが、第1セットでは2度、第2セットでも3度のブレークを奪い返し、75分のストレートで勝利を物にした。
昨日行われた1回戦では相手にマッチポイントを握られながらも逆転で接戦を制していたキリレンコは、この日も厳しい試合を強いられた。第1セットをロディオノワにあっさり奪われたキリレンコは、第2セットを奪い返しセットオールへと持ち込み、勝敗の行方は第3セットへと持ち越された。
その第3セットでは、2-5とリードされて迎えた自身のサービスゲームでも15-30と、あと2ポイントで敗退と崖っぷちに立たされた。しかし実力に勝るキリレンコはそこから反撃。そのセットをタイブレークへと持ち込むと、そのタイブレークでは序盤からリードを奪い2時間44分と2日連続の接戦を制した。
残りの2回戦では、地元からベテランのT・タナスガーン(タイ)が予選を勝ち上がったK・チャン(台湾)(台湾)を7-6 (9-7), 6-3のストレートで倒し、今大会実に9回目となる準々決勝進出を決めた。
第1セットでは両者4度のブレークを奪い合うブレーク合戦となり、そのセットはタイブレークへともつれた。そのタイブレークではチャンが6-3とリードし3度のセットポイントを握るも、地元の声援を受けるタナスガーンが反撃に出て逆転で第1セットを奪った。
第2セットでは69%の確率で第1サーブを決めたタナスガーンは、そのうち70%をポイントに結び付けると、1度チャンにブレークされてしまうが2度のブレークを奪い1時間47分のストレートで勝利した。タナスガーンは実に、今大会には19回目の出場で9回目のベスト8入りとなった。
準々決勝では、シルステアとズヴォナレーワが、キリレンコとタナスガーンが対戦する。
またこの日行われたダブルス1回戦では、第3シードのクルム伊達公子(日本)/アマンムラドワ組がA・クレパック(スロベニア)/A・ピヴォヴァロヴァ(ロシア)組を3-6, 7-6 (7-1), 10-4の逆転で、瀬間詠里花(日本)/N・ラチーワカーン(タイ)組がN・アブドゥライモバ/C・ブユカケイ組を6-2, 6-1で一蹴してベスト8へ駒を進めた。
一方、土居美咲/X・ゾウ組は、第2シードのE・ダニリドー(ギリシア)/タナスガーン組の前に3-6, 2-6で敗れた。
今大会の優勝賞金はシングルスが3万7000ドル、ダブルスが1万1000ドル。
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