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女子テニスツアーのアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額61万8000ドル、ハード)は2012年1月8日から14日まで開催され、今季ウィンブルドン覇者でシーズン最後に行なわれたツアー最終戦でも優勝を飾り、世界ランク自己最高位の2位でシーズンを終えたP・クヴィトバ(チェコ共和国)が、初めて同大会へ出場することが明らかになった。
昨年はメディバンク国際女子として行われていた同大会は、シーズン最初のグランドスラムの前哨戦として毎年開催されている。プレミア大会と言うこともあり世界のトップ選手が毎年集うこの大会に、2012年にはクヴィトバの他、全仏オープン覇者のN・リー(中国)、USオープン覇者のS・ストザー(オーストラリア)も出場するなど豪華な顔ぶれとなる。
シーズン獲得ポイントの上位8選手しか出場できないツアー最終戦にも初めてエントリーを果たしたクヴィトバは、予選ラウンドロビンも3戦全勝で決勝トーナメントへ進み、準決勝ではストザーを、決勝戦ではV・アザレンカ(ベラルーシ)を下してウィンブルドンに続くビッグタイトルを獲得し、直後に発表となった世界ランクでは自己最高位の2位へと浮上し、シーズンを締めくくった。
「初めて出場する大会でのプレーをとても楽しみにしています。シドニーにはまだ行ったことがないけれど、他の選手からはとても美しい街だと聞いているので訪れるのを楽しみにしています。そして有名なビーチや港を訪れてみたいです。ここ数年、オーストラリアではホバートやブリスベンでの優勝など、良い成績を収めています。ですから2012年はシドニーでも優勝を飾れたらと思っています。」と語るクヴィトバ。
加えて「この大会はほとんどのトップ選手が出場するので、毎年とてもタフな大会です。全豪オープンの前にレベルの高い試合をすることが出来る良い機会だとも認識しています。シーズン最初のグランドスラムへ向けて、最高の準備が出来る大会になればと思っていますし、2012年の最初のプレミア大会での優勝となればと願っています。」と、大会への意気込みを添えた。
大会主催者のクレイグ・ワトソン氏は「毎年、そうそうたる顔ぶれが揃う大会ではありますが、2012年は特に世界的に有名なトップ選手のエントリーとなりました。ペトラの参加には大変興奮していますし、彼女を含む3人のグランドスラム・チャンピオンのエントリーに、アピア国際女子大会はより活気を帯びています。ペトラの今大会最初のプレーを楽しみにしていますし、シドニー近郊のテニスファンも同じように感じていることでしょう。」と喜びを表していた。
2年連続で世界ランク1位でシーズンを終えたC・ウォズニアキ(デンマーク)も、クヴィトバに先駆けて同大会への出場を表明していた。
これで4年連続での出場となるウォズニアキは「アピア国際女子大会は、シーズン最初のグランドスラムへ向けて準備するには最高の大会です。シドニーはとても美しい街ですし、大会もとても良く組織されているので、毎年とても楽しみにしています。」と、大会への思いを語った。
「試合はどの試合もとても厳しいものです。なぜなら、世界のトップ選手ばかりが出場してるからです。(全豪オープン開催地の)メルボルンへ向かう前に、とても良い実戦を行なうことができるのです。」と語るウォズニアキはこれまでベスト8が最高成績で、2012年は優勝を狙う。
大会主催者のワトソン氏はウォズニアキに対して「彼女がまた1月にシドニーに戻って来てくれることが決まって大変喜んでいます。彼女は現在の女子テニス界のスターの一人ですし、彼女のコートの中でも外でもフレンドリーで魅力的な性格は、シドニーのファンを魅了しています。」と、人間性も高く評価していた。
クヴィトバとウォズニアキは今季、シーズン最多となる6大会で優勝を飾るなど、2011年を代表する女子選手。
クヴィトバは、1月のブリスベン、2月のパリ、4月のマドリッド、6月のウィンブルドン、10月のリンツ、10月のツアー最終戦の6大会。
ウォズニアキは、2月のドバイ、3月のインディアンウェルズ、4月のチャールストン、5月のブリュッセル、6月のコペンハーゲン、そして8月のニューへイブンで優勝している。
また、昨年の今大会で優勝を飾ったのが全仏覇者のリーで、決勝戦ではK・クレイステルス(ベルギー)を下していた。その後に出場した全豪オープンでも見事決勝進出を果たしたが、その時はクレイステルスの前にフルセットで屈していた。しかし、5月に行なわれた全仏オープンではアジア人女子として初めてグランドスラム・タイトルを獲得し、直後の世界ランクではクルム伊達公子(日本)に並ぶアジア人女子最高位の世界ランク4位を記録した。
「今年はこの大会でとても良い結果を残しました。優勝した大会にはまた次の年に帰って来ることを楽しみにしているのです。シドニーには素晴らしいテニスファンが大勢います。この大会での優勝で、その後のシーズンへの自信も付きました。」と、シドニーへの思いを語るリー。
今大会の優勝で今季の活躍を予感させたリーは、2012年は大会2連覇を狙い参戦する。今シーズン同様、最高の形でシーズンをスタートさせ、再びアジア旋風を巻き起こしたい。
今大会の優勝賞金は、シングルスは10万3000ドル、ダブルスは3万2000ドル。
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