女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップのワールドグループ１回戦、オーストラリアとイタリアの対戦（オーストラリア/ホバート、ハード）は５日、シングルス２試合が行われ、Ｆ・ペネッタ（イタリア）が世界ランク５位のＳ・ストザー（オーストラリア）を7-6 (7-5), 6-7 (5-7), 6-4で破るなど１勝１敗で初日を終えた。
この日の第１試合では、Ｊ・グロス（オーストラリア）がＦ・スキアボーネ（イタリア）を6-7 (4-7), 6-3, 6-3の逆転で破る番狂わせを起こし、オーストラリアが先勝していた。
ストザーは第１セット５－４の場面と、第２セット５－３の場面で自らのサービスゲームとチャンスがあったものの、いずれのゲームもペネッタにブレークを許していた。
「最初の２セットでサーブのチャンスがあったのにも関わらず、負けてしまって残念です。今日はもっと良い結果を残したかったです。」とストザーは肩を落とした。
一方のグロスは、今回がフェドカップのデビュー戦であった。雨による１３分の中断を挟んだ試合でグロスは、３本のマッチポイントのピンチを切り抜け、スキアボーネから金星を挙げた。
「これがフェドカップで初めてのシングルスでした。だから、とても大切で興奮しました。世界ランク４位の選手に勝ってしまいました。信じられません。自分にとっても素晴らしい勝利ですし、これ以上のスタートはありません。」と、世界ランク３１位のグロスは喜びを語っている。
日曜日に行われる試合では、昨年の全仏オープン決勝の再現となるストザーとスキアボーネの対戦が行われるほか、グロスとペネッタがリバースシングルスで対戦する。最後のダブルスでは、Ａ・ロディオノワ／Ｒ・スタブズ（オーストラリア）組と、Ｒ・ビンチ（イタリア）／Ｓ・エラーニ（イタリア）組が対戦する予定となっている。
オーストラリアは過去５回のイタリアとの対戦では、全勝という記録を残している。しかしイタリアは、過去５年間で４度の決勝進出を誇り、２００６年、２００９年、そして２０１０年にタイトルを獲得している。一方のオーストラリアは、２００４年以来のワールドグループ進出となっている。
（2011年2月6日10時41分）
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