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王者R・フェデラー(スイス)が、全仏オープン初優勝に向けて省エネスタートを切った。大会第2日のシングルス1回戦で、6-4, 6-4, 6-3のストレートでS・クエリー(アメリカ)を圧倒し、試合時間僅か95分で2回戦進出を決めた。
今季のフェデラーは、単核症という病気に犯され、本調子でないままツアーを転戦し、ツアー優勝はエストリルでの1大会のみ。全仏前哨戦のモンテカルロとハンブルグでのマスターズ・シリーズでは決勝に進んだが、ともにR・ナダル(スペイン)に敗れ、昨年ほどの勢いは無い。
しかしながら、「クレーコートシーズンでは良いプレーが出来ている。低迷なんかしてないし、たくさん試合をこなした。エストリルではそれが目的だったんだ。パリに来る前に、そうしておきたかった。」と説明し、順調な調整を進めてきたことを強調。
2年連続で決勝でナダルに屈し、今年は3度目の正直といきたいフェデラーは、今年が10回目の全仏オープン参戦になるが、初戦敗退はL・オルナ(ペルー)に敗れた2003年が最後で、それ以降は全て初戦を突破している。しかし、「練習もそうだけど、今日は雰囲気が違って、コートも満席だし、プレッシャーがあった。おかげで今は1回戦を勝ち上がれてほっとしているよ。これからはもっと簡単に進めると思うよ。」と初戦についてコメント。
この日はクエリーに快勝したが、「大変だよ。四大大会の1回戦は常にプレッシャーがある。彼(クエリー)は新進気鋭の選手だし、ナイスサーブもビッグショットもある。神経を使う相手だよ。」と話し、「いったん落ち着いてからは良いプレーが出来た。彼のサービスで、少ないながらもチャンスを作り出せたのは、良い部分だと思う。」と振り返った。
2回戦ではK・フリーゲン(ベルギー)とA・モンタネス(スペイン)の勝者と対戦する。
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