5度目V「引退しようと思っていた」

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優勝したブブリク
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は22日、シングルス決勝が行われ、世界ランク45位のA・ブブリク(カザフスタン)が第3シードのD・メドベージェフを6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し2年ぶり2度目の優勝を飾るとともに、ツアー大会で約1年4ヵ月ぶり5度目のタイトルを獲得した。ブブリクは試合後「引退しようと思っていた」と明かした。

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27歳のブブリクが同大会に出場するのは3年連続3度目。2023年には優勝を飾っている。

今月行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で8強入りしたブブリクは好調を維持して今大会を迎えると、1回戦で世界ランク40位のA・ミュレール(フランス)、2回戦で第1シードのJ・シナー(イタリア)、準々決勝で第7シードのT・マハツ(チェコ)、準決勝で第8シードのK・ハチャノフを下して決勝に駒を進めた。

一方、29歳で世界ランク11位のメドベージェフは準決勝で第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)を下しての勝ち上がり。

決勝戦の第1セット、ブブリクは第8ゲームでブレークに成功し先行する。

続く第2セット、両者サービスキープが続き迎えた第10ゲームでブブリクはメドベージェフにセットポイントを握られるも、これをセーブしキープに成功。このセットはそのままタイブレークに突入すると、2度のミニブレークを奪ったブブリクがこのタイブレークを制し、1時間21分で優勝を決めた。

ブブリクがツアー大会で優勝するのは昨年2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)以来、約1年4ヵ月ぶり5度目。メドベージェフに対しては7度目の対戦で初勝利となった。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにブブリクのコメントを掲載している。

「言葉にするのが難しい。昨年のウィンブルドンから今年の夏まで、本当に辛い数ヵ月だった(ウィンブルドン後、今年3月途中までマッチ4勝17敗)」

「(昨年の)ウィンブルドンの後、もう楽しめなくなっていたから引退しようと思っていた」

「コーチには、テニスを続け、練習を続けると約束した。ウィンブルドンが終わったら数ヵ月休む必要があるかどうか判断するつもり。でも、今こんなことが起こっている。どうなるか分からない。全仏オープンでは準々決勝に進み、ここでは優勝。言葉がない」

「精神面で言えば、人生で一番厳しい試合だった」

「ダニール(メドベージェフ)に勝ったことは一度もなかった。彼は本当にタフな選手。特に僕のプレースタイルにとってはね。でも今日は精神的にも肉体的にも全てがうまく噛み合った。これは僕のキャリアにおける勝利の1つだ。ここに残ってこの瞬間を楽しめたことを本当に光栄に思う」

優勝したブブリクは最新の世界ランキングで30位に浮上した。


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(2025年6月23日9時26分)
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