テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、女子シングルス準決勝が行われ、第1シードのA・サバレンカが第5シードのI・シフィオンテク(ポーランド)を7-6 (7-1), 4-6, 6-0のフルセットの熱戦の末に下し初の決勝進出を果たすとともに、優勝に王手をかけた。サバレンカは試合後の会見で「決勝のような気持ちだった」と語った。
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27歳で世界ランク1位のサバレンカが同大会に出場するのは8年連続8度目。最高成績は2023年のベスト4となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク86位のK・ラヒモワ、2回戦で同97位のJ・タイシュマン(スイス)、3回戦で同34位のO・ダニロビッチ(セルビア)、4回戦で第16シードのA・アニシモワ(アメリカ)、準々決勝で第8シードのジェン・チンウェン(中国)を下し準決勝に駒を進めた。
準決勝は24歳で世界ランク5位のシフィオンテクとの顔合わせに。全仏オープンの絶対女王として近年君臨しているシフィオンテクは、昨年同大会で3連覇を達成し、今大会では4年連続5度目の優勝を狙っていた。
準決勝の第1セット、4度ずつブレークを奪い合いタイブレークまでもつれたが、サバレンカがタイブレークで相手に1ポイントしか与えず先行する。
しかし第2セット、サバレンカは2度目のブレークを許し1セットオールに追いつかれる。
それでもファイナルセットに入ると、サバレンカは第2ゲームで先にブレークに成功。その後さらに2度のブレークを奪い、初の決勝進出を果たした。
試合後の会見でサバレンカはシフィオンテクとの準決勝について語った。
「2人とも大きく成長したと思う。今日の試合は本当にハイレベルだった。試合前半は2人ともサーブで少し苦戦していた」
「彼女(シフィオンテク)は素晴らしいテニスをしていたと思う。(ファイナルセットでは)もしかしたら少し自信を失っていて、ミスするべきではないボールをミスしてしまうことが時々あったのかもしれない。でも全体的に見て、今日は本当にハイレベルな試合だったと思う。彼女は本当に素晴らしいテニスをした」
「(この一戦は)大きな試合で、決勝のような気持ちだった。でも、まだ仕事は終わっていないと分かっている。(決勝が行われる)土曜日に試合に出て、戦い、最高のテニスをしてタイトル獲得のために努力しなければならない。特にココ(ガウフ)が相手ならなおさらだ」
「準備はできている。試合に出る準備はできているし、勝利を得るために必要なことは何でもする準備もできている」
また、ハードコート以外のサーフェスで行われる四大大会で初めて決勝に進出したことについても言及した。
「これまでずっと、(クレーコートでの)テニスは自分に向いていないと言われ続け、自信も持てなかった。ここ数年で私のプレーは大きく成長した。おかげで、このサーフェスで本当に快適にプレーができ、クレーコートでのプレーも本当に楽しい。もしこのトロフィーを獲得できれば、私たち(チーム)にとってこの上ない意味を持つ」
勝利したサバレンカは決勝で第2シードのC・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ガウフは準決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク361位のL・ボワソン(フランス)を下しての勝ち上がり。
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