シナー 不安一蹴「調子は良い」

ゲッティイメージズ
シンシナティで練習を行うシナー
画像提供:ゲッティイメージズ

12日に開幕した男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に第1シードとして出場する世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が会見を行い、股関節や臀部部分の痛みに言及した。

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22歳のシナーは今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)やマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)など4大会を制覇。

しかし、パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は扁桃炎で、前週のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)ではベスト8に駒を進めたものの、準々決勝でA・ルブレフにフルセットで屈した。この一戦では途中から右脚の股関節部分の痛みを訴える場面もあり、シンシナティ・オープンや26日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に向けてフィジカル的な不安が出てきた。

シンシナティ・オープンの記者会見に登場したシナーは身体について自身の見解を述べている。

「調子はいいよ。(モントリオールでは)1週間近く練習をしないでプレーして2、3日連続でプレーしたことで、いつもより少し腰の調子が悪くなったんだ。でも、恐れてはいない。股関節の調子はいいし、コートに戻るのが楽しみだよ」

「今年は全仏オープンでもいいプレーができていたし、オリンピックがあることも知っていたから、そのコートでいいプレーができる、あるいはかなりいいプレーができると感じていた。でも、時にはそれ(病気による欠場)を受け入れなければならないこともある。それもスポーツの一部だし、ネガティブなことばかり考えずに、今あることに満足しなければならないんだ。自分のシーズンはとてもポジティブな方向に進んでいると信じているし、それをさらに積み重ねていくだけだよ」

「このポジションをキープしたいのなら、向上しなければならない。さらに上を目指すのであれば、他の選手よりももっと上達しなければならない。どれだけハードワークするか、どれだけ質の高いトレーニングをこなすか、そのバランスが大事だと思う」

シンシナティ・オープンでは初戦の2回戦で世界ランク41位のT・フリークスポール(オランダ)と同57位のA・ミケルセン(アメリカ)のどちらかと対戦するシナー。全米オープンの前哨戦に位置付けられる同大会でどのようなプレーを見せるか、注目が集まる。

「この大会は、今年最後のグランドスラムである全米オープンに向けて大きな自信を与えてくれると信じている。この大会はとても重要な大会なんだ。1日1日を大切に、今日(12日)は最初の練習日だ。良い準備をして、いいテニスを見せたいね」


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