勝利目前で負傷、先月ジョコ撃破20歳

男子テニスのティリアク・オープン（ルーマニア/ブカレスト、クレー、ATP250）は１５日にシングルス１回戦が行われ、世界ランク８１位のＬ・ナルディ（イタリア）は同６７位のＴ・セイボスワイルド（ブラジル）に3-6, 7-6 (7-5), 6-7 (2-7)のフルセットで敗れ初戦敗退となった。

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２０歳のナルディは３月に行われたBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）３回戦で同１位のＮ・ジョコビッチ（セルビア）を破り脚光を浴びた。その後も、３月末に出場したナポリ・テニス・カップ（イタリア/ナポリ、クレー、ATPチャレンジャー）で優勝を飾るなど結果を残している。

同６７位のセイボスワイルドとの顔合わせとなった今大会の１回戦、ナルディは第１セットを落としたものの、第２セットをタイブレークの末に獲得し１セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、ナルディは第５ゲームで先にブレークに成功しリードを奪うと、その後ゲームカウント5-3と勝利まであと１ゲームに迫る。

しかし第９ゲーム、デュースの場面で転倒したナルディは左足首を負傷し、その場に倒れこむ。これにはセイボスワイルドもナルディのために椅子を持って歩み寄り心配そうに声をかけた。

その後、プレーを再開したナルディだったがサービング・フォー・ザ・マッチとなった第９ゲームを落とし追いつかれると、そのまま突入したタイブレークもセイボスワイルドに獲得され３時間１６分で力尽きた。

勝利したセイボスワイルドは２回戦で第５シードのＭ・ナヴォーネ（アルゼンチン）と対戦する。ナヴォーネは１回戦で同６４位のＬ・ダルデリ（イタリア）を下しての勝ち上がり。

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