3試合で12時間 世界14位力尽きる

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3回戦で敗れたフルカチュ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は2日、男子シングルス3回戦が行われ、第13シードのH・フルカチュ(ポーランド)は世界ランク94位のJP・ヴァリジャス(ペルー)に6-3, 3-6, 6-7 (3-7), 6-4, 2-6の逆転フルセットで敗れ、2年連続2度目のベスト16進出とはならなかった。また、今大会は1・2回戦もフルセットで勝利しており、3試合で12時間以上戦うタフな大会となった。

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26歳で世界ランク14位のフルカチュは6年連続6度目の全仏オープン出場で、最高成績は昨年記録した16強。2019年からの3年間はいずれも初戦敗退と苦しんできた。

今大会は1回戦で世界ランク111位のD・ゴファン(ベルギー)を6-3, 5-7, 6-4, 2-6, 6-4で、2回戦で同39位のT・フリークスポール(オランダ)を6-3, 5-7, 6-7 (13-15), 7-6 (7-5), 6-4で下した。試合時間は3時間37分と4時間41分で、3回戦開始前にすでに8時間18分間コートで戦いを繰り広げてきた。

この試合、フルカチュは第1セットを先取したものの、第2・第3セットを落としセットカウント1-2と追い込まれる。しかしここからフルカチュは最速228kmのサービスを武器に、第4セットはヴァリジャスにブレークを許すことなくセットを奪取。3試合連続の5セットにもつれ込んだ。

ファイナルセット、フルカチュは第4ゲームで先にブレークを許すと、挽回できず。第8ゲームでマッチポイントとなったブレークポイントを凌ぎ切ることができずに、3時間51分で力尽きた。

フルカチュは3試合で12時間9分もコート上で戦いとうとう、敗れることとなった。

一方、勝利したヴァリジャスは四大大会初の16強入り。4回戦では第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

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(2023年6月3日12時32分)
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