赤土の絶対王者ナダル全仏OP欠場

ゲッティイメージズ
ナダル(2022年全仏OP)
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで世界ランク14位のR・ナダル(スペイン)は18日にラファエル・ナダル・アカデミーで会見を開き、今月28日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を欠場すると発表した。これにより、初出場で初優勝を果たした2005年から続くナダルの全仏オープン連続出場が18年で途絶えた。

>>ナダル全仏欠場&引退意向【発表全文】<<

36歳のナダルは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後、全治6〜8週間を要することを発表しツアーを離脱すると、3月20日付のATP世界ランキングでは約18年ぶりにトップ10から陥落した。

しかし、その後も復帰の目途は立たず、先月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)とバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を欠場。

現在行われているBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)も今月5日に「ここ数日で改善されたとはいえ、何ヵ月も高いレベルのトレーニングができなかった。再びプレーするためのプロセスには時間が必要であり、それを受け入れてやるべき事を続けるしかない」とし、欠場していた。

ナダルは今回の会見で18年連続で出場を続けた全仏オープンの欠場を発表した。

ナダルはこれまで全仏オープンで圧倒的な強さを見せており、2005年に初出場で初優勝という快挙を19歳で成し遂げて以来、昨年までの出場18大会で14度優勝を果たした。全仏オープンでの通算成績は1度の試合前棄権を除いて112勝3敗。勝率は驚異の97パーセントを誇る。

昨年も決勝でC・ルード(ノルウェー)を6-3, 6-3, 6-0のストレートで下し優勝を飾っていた。




■関連ニュース

・ナダル 復帰に向けクレーで練習
・ナダル 負傷の近況を報告
・昨年王者ナダル 全豪2回戦敗退

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング

(2023年5月18日23時09分)
その他のニュース
もっと見る(+5件)