19歳シャン 4時間死闘制す「人生最長の試合」

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バルセロナOPでのシャン
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男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は24日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク111位のシャン・ジュンチェン(中国)が予選勝者で同88位のC・ムーテ(フランス)を6-7 (9-11), 6-2,7-6 (12-10)のフルセットで撃破。3時間59分のロングマッチを制し初戦突破を果たした。

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19歳のシャンは今季ツアーマッチ7勝6敗と勝ち越しており、現在世界ランクは自己最高を更新中。クレーコートシーズンのツアーではバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)の予選2試合を突破し本戦入りしている。

この試合、第1セットをタイブレークの末に落としたシャンだったが、第2セットはファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどムーテに1度もブレークを許すことなく奪取。セットカウント1-1に追いつく。

ファイナルセット、第2ゲームで先にブレークに成功したシャンだが、第5ゲームでブレークバックを許しイーブンに。その後は互いにチャンスを掴みながらもブレークすることができずにタイブレークに突入した。

タイブレークでは一進一退の攻防が続くなか、先にシャンがマッチポイントを握り、ムーテが追いつくという展開が繰り広げられる。最終的にシャンは6度目となるマッチポイントを決め切り、3時間59分の死闘をものにした。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシャンのコメントが掲載されている。

「人生最長の試合になったね(笑)。クレーコートで、コランタン(ムーテ)のような素晴らしい選手と戦うのは、体力的にとてもタフだったよ。たとえ負けていたとしても、後悔はしなかっただろう。僕にとっては、完璧な試合になった」

2回戦でシャンは第27シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のためダビドビッチ フォキナはこの試合が初戦となる。

同日には世界ランク34位のB・チョリッチ(クロアチア)、同43位のJ・ドレイパー(イギリス)、同60位のL・ダルデリ(イタリア)、同85位のダニエル太郎らが2回戦へ駒を進めた。


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(2024年4月25日12時19分)
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