ポール GS初4強「皆の夢」

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トミー・ポール
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テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、世界ランク35位のT・ポール(アメリカ)が同89位のB・シェルトン(アメリカ)を7-6 (8-6), 6-3, 5-7, 6-4で破り、自身初のグランドスラム準決勝進出を果たした。試合後の会見では「テニスを始めた時のみんなの夢」と明かした。

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全豪オープンに6年連続6度目の出場のポールは、昨年までの最高成績は3回戦進出。今大会、1回戦で予選勝者で世界ランク167位のJ・シュトルフ(ドイツ)、2回戦で第30シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、3回戦で同39位のJ・ブルックスビー(アメリカ)、4回戦で第24シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)を下して準々決勝に駒を進めた。

この日、ポールはファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1セットをタイブレークの末に制すと、第2セットでは1度のブレークに成功し、セットカウント2-0と勝利に王手をかける。

第3セットでは先にブレークに成功するも、その後2度のブレークを許し、1セットを返される。それでも第4セットでは第1ゲームでいきなりブレークに成功し、3時間6分で勝利。アメリカ勢の全豪オープン4強入りは、2009年のA・ロディック(アメリカ)以来14年ぶりとなった。

試合後にポールは「グランドスラム2週目の週末にプレーすることはテニスを始めた時のみんなの夢なんだ。だから、今ここにいることが信じられないんだ。試合ではあまりリズムがなかったけど、乗り越えられて本当にうれしいよ。彼(シェルトン)はとてもタフな選手だし、これからもこういう試合にたくさん出てくるだろうから、みんな彼を観て本当にワクワクするはずだよ」とコメント。

「今日の試合は、これまでで一番きれいな試合というわけではないけど、僕には必要な試合だった。でも、(勝てて)本当に興奮しているよ。僕が対戦したいのはノヴァークだね。ここオーストラリアで彼と対戦できたら最高だね」

ポールは準決勝で第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で第5シードのA・ルブレフを6-1, 6-2, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

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(2023年1月25日21時41分)
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