◇2011HPジャパン女子オープン見所
東レ・パン・パシフィック・オープンを皮切りに、3週連続で世界ツアー大会が日本で開催されるこの季節、最後の締めくくりとなるHPジャパン女子オープンが今年も大阪にある靭(うつぼ)テニスセンターで開催される。有明コロシアム以外で唯一の世界ツアーとなる今大会、今年も世界のトッププレイヤー達が大阪に集結する。
世界ツアーとしては賞金額の少ない22万ドルの大会ながら、今年はトップ10から2人の選手が今大会にエントリーしている。なんと言っても注目を集めるのは、今年で3年連続の出場となる世界ランク7位のサマンサ・ストザー。一昨年の今大会でキャリア初のタイトルを手にしていた彼女が、今年は全米チャンピオンとして大阪に凱旋してくる。
そして世界ランク10位のマリオン・バルトリも3年連続で大阪にやってくる。今大会の前身であるジャパンオープンでは2006年にタイトルを獲得しているバルトリ。大の日本好きとしても知られている彼女が、今年も大阪のファンの前で気迫溢れるプレーを披露してくれる。この2人を中心にタイトルが争われることだろう。
日本勢の活躍にも注目が集まる。昨年大会で決勝に進出したクルム伊達公子をはじめ、立派な日本女子のエースに成長した森田あゆみ、そして世界で戦える力を着実に積み上げている土居美咲など、今大会でどこまで勝ちあがれるのか楽しみだ。また、関西が地元となる奈良くるみ、中村藍子らの活躍にも期待したい。
画像:tennis365.net