男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は29日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
J・シナー(イタリア)が第1シードの
D・メドベージェフを7-6 (9-7), 4-6, 6-3のフルセットで破り、今季4勝目、通算10個目のタイトルを獲得した。
>>ジョコ、アルカラスらパリマスターズ組み合わせ<<>>全日本 男子シングルス組合せ<<>>全日本 女子シングルス組合せ<<22歳のシナーは今月のチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)で今季3勝目をあげ優勝。この大会でも決勝はメドベージェフで、シナーはストレート勝ちをおさめていた。
今大会、約1ヵ月ぶりに顔を合わせた両者。第1セットをタイブレークの末に獲得したシナーだったが、第2セットでは7度のブレークチャンスを与え、そのうち2度のブレークを許してセットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセットでは5本のダブルフォルトを犯したメドベージェフに対し14度ものブレークチャンスを創出。そのうちブレークは2度に留まったものの、3時間4分の熱戦の末にトロフィーを手に入れた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されている。
「精神的にも肉体的にも大変だった。第1セットは2人ともサーブがとてもよかったと思う。彼(メドベージェフ)が先にブレークしたけど、僕はなんとかブレークを返したんだ。第1セットでは、何とか方法を見つけることができた」
「第2セットは、彼がもう少しラリーの中に入っていこうとしているように感じたし、僕も少しハッスルしていた。第3セットは少しステップアップしようとした。ブレークポイントがたくさんあったのにそれを決めることができなかった。試合を終えることができたのはもちろん精神的なものだったけれど、今日の自分のプレーにはとても満足している。また新たなタイトルが取れてとてもうれしいよ」
27歳のメドベージェフは今大会2連覇をかけて出場していたが、今季6勝目と21個目のタイトルを獲得することはできなかった。
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