王者アルカラス相手途中棄権で2回戦へ

2回戦へ駒を進めたアルカラス

画像提供：ゲッティイメージズ

テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は２９日、シングルス１回戦が行われ、第１シードのＣ・アルカラス（スペイン）は世界ランク７５位のＤ・ケプファー（ドイツ）と対戦したがケプファーが第２セット途中で負傷により棄権したため、３年連続３度目の初戦突破を果たした。

＞＞アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ＜＜

昨年の全米オープンで四大大会初優勝を飾り世界ランク１位にものぼり詰めた２０歳のアルカラス。前哨戦のW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）では決勝でＮ・ジョコビッチ（セルビア）に敗れたものの、今大会も優勝候補の１人として出場している。

１回戦、序盤からストロークの打ち合いとなったものの、第１セット第１ゲームでケプファーが左足首を負傷するアクシデントが発生する。メディカルタイムアウトののち、ケプファーは試合を再開するが、明らかにセーブした動きとなり、アルカラスはドロップショットなどを放つも少しプレーしにくそうな表情も見せた。

第１セットを6-2で先取したアルカラスは、第２セットを3-2として時点でケプファーが棄権を申請。１時間で初戦突破となった。

試合後のオンコートインタビューでアルカラスは「次のラウンドに進むにあたってベストな方法ではないのは明らかだよ。彼（ケプファー）にとってはとても残念だけど、僕自身はコートではとてもいい感じだった。大好きなコートだからね。去年と同じエネルギーを感じたよ」とコメントした。

２回戦では世界ランク１７７位のＬ・ハリス（南アフリカ）と対戦する。ハリスは１回戦で同２０３位のＧ・ペラ（アルゼンチン）をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第３シードのＤ・メドベージェフ、第６シードのＪ・シナー（イタリア）、第８シードのＡ・ルブレフ、第１３シードのＡ・デミノー（オーストラリア）らが初戦を突破している。

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