女子テニスのマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）は３０日、シングルス準々決勝が行われ、第１５シードのＰ・クヴィトバ（チェコ）が第１８シードのＥ・アレクサンドロワを6-4, 3-6, 6-3のフルセットで破り、初のベスト４進出を果たした。試合後には「とても感動的だった」と語った。

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前週のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000）でベスト８進出を果たしたクヴィトバはマイアミ・オープンに１３度目の出場で最高成績は２０１４年・２０１９年・２０２２年に記録したベスト８となっている。

今大会、シード勢が１回戦免除のため初戦となった２回戦で世界ランク５１位のＬ・ノスコヴァ（チェコ）を6-3, 6-0、３回戦で第２２シードのＤ・ヴェキッチ（クロアチア）を6-4, 7-6 (7-3)、４回戦で同５４位のＶ・グラシェバを7-5, 7-6 (7-5)のストレートで下し、４度目の準々決勝進出を決めた。

この試合、クヴィトバはファーストサービスが入った時に７４パーセントの確率でポイントを獲得。１度ブレークを許したものの、リターンゲームでは２度のブレークに成功し２時間１５分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトでクヴィトバのコメントを紹介している。

「タフな試合だったと言わざるを得ない、特に精神的にね。エカテリーナ（アレクサンドロワ）は素晴らしいプレーをした。彼女はボールを非常にクリアに打っていたと言える。彼女のサーブに対処するのは本当に難しかった」

「間違いなく、とても意味のあることだわ。大きな大会だからね。私はここで準決勝に進出したことがない。特に前週のインディアンウェルズで準々決勝を戦ったときはうれしかったわ。だから、流れがあることを嬉しく思う」

「第３セットで、大事な場面でサーブに助けられてよかったわ。ブレークするチャンスは訪れた。そして、最後はとても感動的だったわ。どうにかして勝つ方法を見つけたことがとてもうれしい」

クヴィトバは準決勝で世界ランク７４位のＳ・シルステア（ルーマニア）と対戦する。シルステアは準々決勝で第２シードのＡ・サバレンカを6-4, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には、第１０シードのＥ・ルバキナ（カザフスタン）が第３シードのＪ・ペグラ（アメリカ）を7-6 (7-3), 6-4のストレートで破り、準決勝へ進出している。

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