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チチパス 相手途中棄権で16強へ

ステファノス・チチパス
思わぬ形で勝ち進んだチチパス
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は3日、男子シングルス3回戦が行われ、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク56位のA・ベデネ(スロベニア)と対戦したが、6-1, 6-2, 3-1の時点でベデネが右足のけがで途中棄権。思わぬ形で2年連続2度目のベスト16進出を果たした。

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この試合、22歳のチチパスは10本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。序盤から調子の上がらないベデネにブレークを許すことなく2セットを連取する。第3セットでは、3ゲームを連取して迎えた第5ゲーム途中でベデネが棄権を申請。試合時間1時間20分で勝利を手にした。

思わぬ形で16強入りの権利を手にしたチチパスは試合後の会見で「2週目に出場できることは大きな自信になる。最高の気分だ。自分のレベルを上げて、期待に応えようと、1戦1戦ハードワークをしてきたんだ。今の自分があることをとてもうれしく思っている」と話した。

大会初のベスト8進出がかかるチチパスは、4回戦で第18シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と顔を合わせる。ディミトロフは3回戦で世界ランク101位のR・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦したが、6-1, 6-3の時点でカルバレス バエナが棄権したため、全仏オープン初のベスト16へ駒を進めている。

同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第13シードのA・ルブレフ(ロシア)、第17シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)らが16強入りを決めたものの、第7シードのM・ベレッティーニ(イタリア)や第10シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)らは敗退した。

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