11月9日と10日にスポル品川大井町で15歳以下の女子小中学生を対象としたトップジュニア育成プログラム 「
伊達公子×YONEX PROJECT~Go for the GRAND SLAM~」の第3回キャンプが行われた。
書類選考とオーディションで選ばれた4選手が、伊達公子、
浅越しのぶ、
石井弥起、川田誠氏(R-body project)の指導のもと、 2年間計8回のキャンプを行い、グランドスラムジュニア出場を目指す。
キャンプ第3回目はより実践を意識し、伊達が選手1人に対し3時間のマンツーマン指導で個々の課題克服を行う一方、もう一面では実力のある大学生とマッチ練習を行い、プレッシャーの中でパフォーマンスを発揮することを目指した。
さらに、川田トレーナーによるトレーニングを2日間にわたってみっちりと行い、食に関する意識を高める為に栄養士さんに指導いただき、強くなる為の食事ついて学んだ。
また、練習後の講義では、伊達が中学・高校時代のエピソードから、プロになるまで何をどのように選択してきたか、世界で戦う負けない気持ちはどのようにして育ったのかを話し、「自分で責任を持って決断すること」「自分を信じること」「努力すること」「挑戦する強い気持を持つこと」の大切さを説き、ジュニアたちは真剣な表情で聞いた。
その後、ジュニアは宿題としていた短期・長期目標、実現するためにやるべきことを発表し、本キャンプでも両日共に浅越、石井が選手と直接ヒッティングを行い、丁寧なアドバイスをした。
キャンプを終えて伊達は「この2日間でたくさんのことを頭と体に覚えさせたと思うので、忘れずホームコートでも続けて、無意識の中でできるようになって欲しい。その為には、限られた練習時間の中でも質の高い、内容の濃いものとできるように、1球1球を常に意識を高く持って取り組んで欲しい。それぞれが短期間でこれだけ成長できたということは、積み重ねていけばさらに成長できる。次はさらに大きな成長が見えると良いと思います」と締めくくった。
浅越しのぶ
「自分を知って、どういうプレーをしたらコートで躍動できるのかを考えて。日々の積み重ねで無意識にできるようになることを目指して欲しい。もっと上を見据えて、レベルを上げていきましょう」
石井弥起
「4人とも成長が見られて良かった。今回新たに課題が見つかったので、しっかりやってきてくれることに期待しています。常に目標・目的・期待・やる気を持って取り組むことが大切です」
川田誠
「コンディショニングの時間は集中して考えて取り組み、意識的から無意識に出来るようになれば、テニスに生きてきます。次回さらにアップデートして、よりパフォーマンスを高められるようにしましょう」
奥脇莉音選手
「自分をもっと知ることと、ボールのスピードをコントロールしていきたいです」
永澤亜桜香選手
「フォアのグリップや、フォアの低いところ・バックの高いところを克服したいです」
成田百那選手
「試合で私はエンジンがかかるのが遅いので、どうすれば自分のテニスができるかを考えたいです」
山上夏季選手
「ネットミスが多いので、ボールによって弾道や体重移動を変えるようにしたいです」
第4回キャンプは2月29日と3月1日※に行われる。
※今回使用したスポル品川大井町インドアテニスコートはGODAIグループが運営。
※第4回キャンプの日程が当初の予定から変更。
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