イギリス・ロンドンで行われるグランドスラム第3戦のウィンブルドン(イギリス/ウィンブルドン、芝、グランドスラム)が、いよいよ7月3日に開幕する。WOWOWでは16日まで、頂点を目指す
錦織圭の戦いなど、テニスの聖地で繰り広げられる感動と興奮の熱戦を連日生中継する(ミドルサンデーの9日を除く)。
サーフェスは四大大会の中で唯一、球足が速く弾まないグラスコートを使用。勝負どころでいかにうまくネットプレーを駆使できるかが勝負のポイントとなる。
日本勢では男子の錦織に期待が集まる。芝のコートでは強いサーブが特に威力を発揮するが、錦織は世界一とも評されるリターン力を武器に自身初の優勝を目指す。第9シードの錦織は3日、現地でインタビューに応じた。
今大会の1回戦では、
M・チェッキナート(イタリア)と対戦することが決定している。
今回が初対戦となる24歳のチェッキナートについて錦織は「どちらかというとクレーコーターぽいイメージがあるのでスピンもしっかり打てる選手なのかなと。あまり僕もコーチたちも直接は見たことがないので情報を集めながら試合中に試行錯誤しなければいけない部分もあると思います」と警戒した。
ウィンブルドンは、グランドスラムで唯一ベスト8に手が届いていない。このことについては「ここでいい結果を残したいという気持ちは毎年あるので、その気持ちを常に持って、タイミングが合えば結果も出てくると思うので毎年チャレンジの精神をもってやりたいです」
「1試合ずつをしっかり戦っていくことがカギになると思います。あまり先を考えずになるべく挑戦者の気持ちで向かって行ければと思います」と話した。
近年は芝のシーズンと相性が悪く、2015年から5大会連続で棄権している。前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)でも臀部の負傷により無念の途中棄権を強いられた。
相性のあまり良くないグラスコートは「1番苦労するのがリターンで、自分の良いところもリターン。芝だとサーブがなかなか跳ねなかったりスピードが増してきたりするので、それが生かせないのがつらいところではあるのですが、毎年徐々にタイミングがあってきているのかなとは思います」と自信を覗かせた。
また、この日は同じく日本のトップアスリートでメディアで対談の経験もあるプロゴルファーの松山英樹についても質問が飛んだ。錦織は「(観戦に)来てほしいですが、連絡先を聞くのを忘れたのでそれが悔やんでるんですよね。連絡の取りようがないので」と明かした。
最後に日本のファンへ「いよいよウィンブルドンが始まるのでぜひ皆さん応援よろしくお願いします」とメッセージを送り、締めくくった。
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【放送日】7月3日(月)~7月16日(日)連日生中継 [7月9日(日)除く]
※初日無料放送
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