8日、株式会社アートスポーツが主催する「第2回 ルコックスポルティフカップ」に特別ゲストとして登場した女子テニスで世界ランク94位の
日比野菜緒が、tennis365.netの独占インタビューに応じ「良いシーズンだったなと思います」と、今季を振り返った。
「オリンピックやグランドスラムを経験して凄く良い年ではあったんですけど、去年と比べるとランキングを落としてしまっていたり、なかなか勝てない時期もあったので、そういう意味では少し苦しいシーズンでした。でも、スポンサーが新しく決まったりとか、サポートして下さる方々が増えたので、そういった意味では良いシーズンだったなと思います」と日比野。
今年8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)で初出場にして初戦を突破。グランドスラムでは4大会全てで本戦入りを果たした。
リオデジャネイロ・オリンピックに出場した感想を問うと「オリンピックに出ることは小さい頃からの夢だったので、出れて嬉しいっていうのが最初の気持ちです。試合自体は普通の大会とあまり変わらないので緊張しなかったんですけど、私以外の日本人選手が全員勝ってて私が最後だったので、負けたらどうしようっていう意味で緊張してました」
「プレッシャーが凄かったです。後でみんなに、あの試合気合が入ってて良かったねーって言われたんですけど、その裏ではそういうことがありました」と、試合の裏話を告白した。
また、グランドスラムについては「シングルスでは割とランキングの高い選手と対戦することが多かったけど、逆に良かったなと思ってます。ワイルドカードの選手にあたって勝ってしまうよりかは、強い選手に揉まれて自分がどれくらいの位置にいるのかが分かったので、良かったと思います」と話した日比野。
今年の四大大会では、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)1回戦で
M・シャラポワ(ロシア)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)1回戦で
S・ハレプ(ルーマニア)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)1回戦で
A・ペトコビッチ(ドイツ)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)1回戦で
K・ムラデノヴィック(フランス)とすべて格上の選手と対戦し、いずれも敗れていた。
日比野的にはシャラポワとの対戦が印象深かったようで「今年1番嬉しかったじゃないですけど、自分の中では印象に残ってます。雰囲気のつくり方とか、同じコートに立ってみて凄い上手だなって感じました」と話していた。
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