男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は28日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
錦織圭が世界ランク118位の
R・ラム(アメリカ)に6-3, 6-4の快勝で、危なげなく2年連続のベスト8進出を果たした。
>>錦織vsラム1ポイント速報<<>>ロジャーズカップ対戦表<<前日の2回戦では、左脇腹の痛みで途中棄権した7月上旬のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来の復帰戦で白星で飾るも、6本のダブルフォルトを犯すなど左脇腹に負担がかかるサービスに課題を残していた。
この日は不安視されていたサービスゲームで1本もダブルフォルトを犯さず、ファーストサービスが入った時は80パーセントの高い確率でポイントを獲得し、1度もブレークを許さない安定したプレーを披露。第2セットの第3ゲームでは0-40からサービスキープに成功した。
さらにラムの強烈なサービスに対応し、第1セットで2度、第2セットでは1度ブレークした錦織が最後まで試合の主導権を握り、対戦成績を2勝1敗とした。
準々決勝では
I・カルロビッチ(クロアチア)と
G・ディミトロフ(ブルガリア)の勝者と対戦する。準々決勝で対戦する可能性があった第8シードの
M・チリッチ(クロアチア)は2回戦敗退、第11シードの
N・キリオス(オーストラリア)は初戦で姿を消した。
昨年のロジャーズ・カップは準々決勝で
R・ナダル(スペイン)に初勝利し、ベスト4へ進出。準決勝では
A・マレー(英国)にストレートで敗退。
これまでのマスターズは2014年のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)と今年のマイアミ・オープン(アメリカ/ マイアミ、ハード、ATP1000)で決勝へ進出するもタイトル獲得を逃した。
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