テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は大会6日目の2日、男子シングルス3回戦が行われ、3連覇と4度目の優勝を狙っていた第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第28シードの
S・クエリー(アメリカ)に6-7 (6-8), 1-6, 6-3, 6-7 (5-7)で敗れる波乱が起き、年間グランドスラムの夢は絶たれた。
>>ウィンブルドン対戦表<<前日に世界ランク1位のジョコビッチは第1セットをタイブレークの末に落とすと、第2セットではクエリーに2度のブレークを許し、2セットダウンと崖っぷちに追い込まれたタイミングで雨により中断、翌日へ順延となった。
この日、ジョコビッチは第3セットを6-3で取り、挽回へ向けて始動。しかし、第4セットのゲームカウント5-6とした時点で雨により一時中断を余儀なくされた。
再開後、第12ゲームをラブゲームでキープしてタイブレークに突入。先にミニブレークに成功するも、クエリーにポイント連取を許し、ジョコビッチは3回戦で姿を消した。
全仏オープンを制して生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米のグランドスラム全4大会で優勝)を達成したジョコビッチ。
今年の全豪オープン、全仏オープンで優勝を飾ったことで、年間グランドスラム(同シーズンにグランドスラム全4大会で優勝)、さらに男子テニス界では誰も達成していない同一シーズンにグランドスラム4大会全てで優勝とオリンピックで金メダルを獲得する年間ゴールデン・スラムの偉業達成に期待がかかっていた。
過去のウィンブルドンでは2011年に決勝で
R・ナダル(スペイン)を破り大会初優勝、2014・2015年は決勝で
R・フェデラー(スイス)に勝利してタイトルを獲得。今大会でも不動の優勝候補だったが、大会3連覇と4度目の優勝とはならなかった。
一方、勝利したクエリーは今回の勝利でジョコビッチとの対戦成績を2勝8敗とした。4回戦では
N・マウー(フランス)と対戦する。
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