テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会7日目の28日、男子シングルス3回戦が行われ、第13シードのD・ティエムが世界ランク41位で19歳の
A・ズベレフ(ドイツ)を6-7 (4-7), 6-3, 6-3, 6-3の逆転で下し、大会初のベスト16進出を果たした。
>>全仏オープン対戦表<<この試合、ティエムは6度のブレークチャンスを活かせず、タイブレークの末に第1セットを落とすも、第2セット以降では主導権を握り19歳のズベレフにチャンスを与えなかった。
勝利したティエムはズベレフとの戦績を2勝0敗とした。両者は前週のニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、レッドクレー、ATP250)の決勝でも顔を合わせていた。
4回戦でティエムは、世界ランク56位の
M・グラノジェルス(スペイン)と対戦する。グラノジェルスは第4シードの
R・ナダル(スペイン)の棄権により、戦わずしてベスト16進出を決めている。
22歳のティエムは、今シーズン3大会で優勝を飾るなどで、現在ATP最終戦ランキング「RACE TO LONDON」では
錦織圭に次ぐ6位としている。
一方、ズベレフは敗れるも、今大会では四大大会で自身初の3回戦進出。今シーズンはニース・コート・ダジュール・オープンで準優勝を飾るなどで大きく飛躍。
3月のBNPパリバ・オープンでは、4回戦でナダルからマッチポイント握る善戦を見せ、試合終了後にナダルから「将来世界1位にも成り得る選手」と称された。
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