男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は11日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)が
錦織圭(日本)を破った世界ランク32位の
B・ペール(フランス)を6-2, 6-4のストレートで下し、全仏オープン以来約4カ月ぶり 大会初、今季4度目の優勝を飾った。
>>楽天OP対戦表<<この試合、ワウリンカは終始主導権を握っていた。ペールが得意とするバックハンドの強打にワウリンカも片手バックハンドで対抗。ペールに1度のブレークを許すも、それを上回る3度のブレークに成功してこのセットを先取。
その後も勢いを止めなかったワウリンカは、高い打点からの強打や強烈なファーストサービスでペールの攻撃を封じ、勝利を手にした。
世界ランク4位のワウリンカは、今大会2回戦の
伊藤竜馬(日本)戦以外は全てストレートで勝利し駒を進めてきた。今年の全仏オープン決勝で王者
N・ジョコビッチ(セルビア)を下してグランドスラム2度目の優勝を飾った。同大会では2009・2012年のベスト8が最高成績だった。
現在30歳のワウリンカは、今回の優勝で大会初・今季4度目・キャリア通算11勝目のタイトル獲得となった。
一方、敗れたペールは今大会ノーシードで出場。1回戦で第8シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、2回戦で
M・バグダティス(キプロス)、準々決勝で
N・キリオス(オーストラリア)を下し、準決勝では今年の全米オープン1回戦で顔を合わせた錦織を逆転で下して大会初の決勝進出を果たした。
今季2度目のタイトル獲得まであと1勝と迫ったが、ワウリンカとの壁を越えることが出来ず優勝とはならなかった。
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