女子テニスツアーのドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権（アラブ首長国連邦/ドバイ、賞金総額２００万ドル、ハード）は２０日、第２シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）がＭ・バルトリ（フランス）との２回戦が開始される直前、腰の痛みを理由に突然の棄権を申し入れ、大会を去った。前日には、第１シードのＶ・アザレンカ（ベラルーシ）も欠場を表明していた。
今週発表の最新の世界ランクで１位の座への返り咲きを果たし、オープン化以降最年長での頂点に立ったセリーナ。今大会は上位４シード選手が１回戦を免除されているため、今大会の初戦となる２回戦のわずか４５分前という急な棄権の申し入れだった。
「ここ数週間は、ずっと腰に問題を抱えていたの。時間が経つにつれて回復してくれると思っていたけど、そうじゃなかった。無理を続けて悪化させる事は避けたいと判断したの。」とセリーナは、全豪オープンで痛めた腰の状態を説明していた。
加えて「さらに悪くする事なく、気持ち良く試合が出来るというレベルではないのが現状なの。」と語るセリーナは、先週はカタール・オープンに出場し見事決勝進出。決勝戦では、アザレンカにフルセットで敗れたものの準優勝を飾っていた。
労せず８強入りを決めたバルトリは、準決勝進出をかけて第８シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●Ｓ・ウィリアムズ(2) vs ○Ｍ・バルトリ, 棄権
○Ａ・ラドワンスカ（ポーランド）(3) vs ●Ｙ・プチンツェバ, 7-5, 6-3
●Ａ・ケルバー（ドイツ）(4) vs Ｒ・○ビンチ, 5-7, 1-6
○Ｓ・エラーニ（イタリア）(5) vs ●Ｓ・キルスチャ（ルーマニア）, 6-4, 6-4
○Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）(6) vs ●Ａ・イバノビッチ（セルビア）, 7-5, 7-6 (7-1)
○Ｓ・ストザー（オーストラリア）(7) vs ●シェ・シュウェイ（台湾）, 6-4, 6-0
○Ｃ・ウォズニアキ(8) vs ●ジェン・ジー（中国）, 6-0, 6-1
●Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） vs ○Ｎ・ペトロワ（ロシア）, 6-1, 6-0
今大会の優勝賞金は４４万２１９８ドル。
【ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権 準々決勝をライブ配信！！】
２月２１日(木) １９：００～
第１試合 サマンサ・ストザー (7) vs. ロベルタ・ビンチ
第２試合 サラ・エラーニ (5) vs. ナディア・ペトロワ
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(翻訳・記事/弓削忠則)
（2013年2月21日15時28分）
19歳 世界10位撃破し8強 
